2020-11-02太平洋・オセアニア
パラオ・カープ島でブルーコーナー、そして究極の鏡の水面を!
その夜、いつものように桟橋の突端へ歩き始めた時だ。頭上には満天の星。
『えっ!!!』な、何とフラットな水面に、その無数の星々が映り込んでいるではないか!
それは、足元まで全て星々に埋め尽くされ、自分がどこにいるのか分からなくなるような驚異のシーンだった(@_@;)
『まさかここでこれを見れるとは…』
遥か地球の裏側、ボリビアにあるウユニ塩湖。
一生に一度は行ってみたいと思っている超絶景の地。そこである条件が揃えば、このシーンが見れる事は知っていた。
だからこそ、今ここでこの予期せぬ光景に出会えた事に、なおさら不思議な感動を覚えたのだ!
究極の鏡の水面を見た日 (前編)
2015年5月に行った久しぶりのパラオ。なんとこの時で18年ぶりの12回目。
ジープ島のあるトラック環礁と並んで、僕のダイビングの原点でもあり聖地。
ここしばらくなかなか行く機会を得られなかったけど、満を持して。ベース基地はカープ島。
通常の本島近辺のホテルとは違い、主要ポイントにも近いナチュラルリゾートだ。
ジープ島のプロモーションをやっていく上では「井の中の蛙」になってはならない。
世界中の優秀なリゾートをこれまでも、そしてこれからも数多く見て回りたい、その内の筆頭株だった。
で、このパラオのカープ島。
遠浅の海岸が延々と続き、ボートの発着のため長い桟橋が南へと伸びている。
今回の4泊の滞在中、僕はすっかりこの桟橋が気に入り、時間が許す限りその突端で物思いに耽っていた。
東も西も南も、大海原を広々と見渡せ、北は島の入口。
それは岬の突端のようにどこか寡黙で哀愁を帯び、波と風の音だけに包まれる事ができる。
今回は2編とも、この桟橋をメインに据えてみようと思う。
ただ上記の星のシーンを撮るためには三脚が必用だが、今回は用意してこなかった。
これが見れるのなら絶対に持っていったけど、そこは悔やまれる。
でも脳裏にはしっかりと焼き付けてあるので、すぐにその光景は浮かんでくる。
なので、まぁいっか~(≧∇≦)
満潮になると、辺り一面が水面と化す。潮の満ち干きでここまで光景が変わるとは…。
そして限りなく遠浅だからこそできる完全な鏡状態。
ジープ島でもここまでフラットになる事は滅多にない。
以下、刻々と変わるその驚異のシーンを、是非堪能してください。
更に夕暮れ。天空が描く広大なタブローを見る。
これぞ自然界の天然のギャラリーだ!(^-^)/
今回は「桟橋」というものに、深く魅せられる旅となった。
ブルーコーナーという天国への入口 (後編)
このパラオのカープ島。干潮になると潮が引き、遥か先まで砂地がむき出しになる。
その為、長~い桟橋が沖へと続いている。
まるでその先の海(天国)に続いていくかのような光景だ。
桟橋はそれ自体が異空間への「道」ではないだろうか…。
今回の最大の目的は、この世界的スポットでのダイブ。
『全部ブルーコーナーにしてくれ~!』というリクエストの甲斐もあって、9本の内6本が念願のここだった。
いや~、潜り倒してきた! このポイントに近いカープに泊まった事で、その内の3本がガイドと二人きりの貸切状態。(≧∇≦)
大好きなサメが勇壮に泳ぐ中、ウメイロ、ハナタカサゴ、ハナムロ、アカモンガラ、カスミチョウチョウウオの下地をベースに、バラクーダ、カマス、ギンガメ、クロヒラ、カスミアジ、ツムブリの群に巻かれ、イーグルレイ、ナポレオン、ロウニン、カメを横目で見るといった贅沢な海。
おまけにヒメイトマキエイまで現われるといったオマケ付き。
そして時おり現われる強い流れの中、カレントフックで体を支え、腕組みしての仁王立ち。
これだよ、これ!(笑)
ん~、やっぱりここは、人が多く入る故かなり珊瑚が痛んでいるとはいえ、やっぱり世界中のダイバーを虜にしているポイントだな!って改めて思う事に。
そしてひたすら魚の群の中に、本能の赴くまま突っ込んでいった!☆彡
あ~、僕はやっぱり死ぬまでダイバーであり続け、ダイナミックなドロップオフを潜り続けるんだろうな、と☆[゜ー^]
そして「海の中は最もピュアで、原始の地球が残っている場所だから」という命題を携えて…。
今回は水中カメラは持っていかなかった。でもだからこそ自由でリラックスした状態で見るシーンは、よりクッキリと脳裏に焼き付いている。
桃源郷のようなブルーコーナーから約10分の近さ。
そんな遥か中心地から離れた孤高の島だからこそ、とてもゆったりと寛げる。通常は1時間もかかる。
このショットは、今回僕が一番気に入ってるもの。まるでコローの絵のようでしょ!☆[゜ー^]
そして夕暮。いつものように桟橋の突端がお気に入りのBARとなる。
BGMはツェッペリンの「天国への階段」。これがピタッとはまった。
何度も何度もリフレインする・・・。
・・・ここは「天国への桟橋」だった。*:..。o○☆*゚¨゚゚・
そんな旅のエキスをオモチャ箱のように、ここに沢山置けたらいいなと思います。
そして見に来てくれた方の、何か、これからの「旅のヒント」になってくれれば、と。
ジャンルが多岐に渡るので、右サイドの「カテゴリー」を上手に利用し、是非気になるページを見て回って下さいね。ブログ全体を時系列で見るには【ブログ一覧】が便利で見やすいですよ。基本週一で、土日の週末に新作を入れてます。
詳しい当ブログのコンセプトは【ソロ旅の新たな形を】にまとめてあります。
そして【コンタクトページ】からお時間があれば、この「旅のフォト(写真)ブログ」の感想をいただけると作者としても嬉しいです。