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2020-09-21全国さくら漂流

北の城下町:米沢で、「さくら漂流」という旅の形を。

毎年、桜前線が通り過ぎる。それは梅雨前線とは違い、とても嬉しい訪れだ。
それにしても桜は、もはや「花」という概念を超えている。
そして『今年はどういう風に桜を見ようかな』と思う。。

 

今回は数年前に旅した米沢を選んでみよう。過去には京都、金沢、松江、上田、新潟、福島etc.と。桜の時期に旅をするのを恒例としている。

 

その日桜前線を北上し、東北へ向かった。
忙しく目まぐるしい日常生活。季節も突風のように慌ただしく流れていく。。
だからこそ、せめて桜ぐらいは自分のペースでゆっくりと楽しみたい。
それは1年に1回必ず訪れる、ナチュラルで壮大な自然界の祭り」だからだ。

 

もちろん、ここ東京でも4月の頭、桜は満開を迎える。
フッと日々の中で、刹那な安らぎを与えてはくれる。ただ、「旅の中」でこそ見たい。
それは、心という泉がマッサラで空白になっている時にのみ、感じ取れるものが多いから。
そして花ビラが波紋のように広がっていく、まさにその「桜色の感覚」を味わえるからだ。

 


ここ米沢の桜は、ほぼ終焉を迎えていた。もう5日前に来ていれば……。
でも、はんなりと舞い散る花ビラは、まだまだ堪能できた。

 


花ビラの圧倒的集積。過剰なまでのマツリ事。今年もこれを見れて、まずはホッとする♪
桜に水面は、絶対付き物だと思う。水の流れは、桜色の様々なマチエールを生み出す。
こんな触感もいい。ただ、じっと見つめていたい。。

 


町をブラっと散策してみる。城下町:米沢を通して桜が見たかったからだ。
逆に、桜というフィルターを通して町を見たかったとも言える。

老舗の酒蔵に立ち寄る。とても風格と落ち着きのある蔵だった。
・・・ごもっともです。まったく同感!♪

 


ならば、さくら色の「桜酒」もあっていい。梅酒があるぐらいだからねっ!
まあ何はさておき、ここで1番の酒を試飲してみた。

ん~、パーフェクト! ス~ッと喉を通り過ぎ、何も引っかかるものがない(^◇^)

 


川に架かる壮大な鯉のぼりがいい。そして、残雪の山々との対比が清々しい。
日本とは、桜と共に鯉の文化なのかな? これはちょっと考察してみる価値はありそうだ!♪

 


生命力の強い鯉。まさに、天空を泳いでいく。

 


桜と鯉のマッチングもいい。何か天然の様式美を感じる。これぞジャパネスク!

 


当然、祭りと屋台。それらがまるで「桜霞」にかかったように、風の中で揺れていた。


陽が斜光に傾き始めた。水面にも光の粒の桜が咲く。

 


そして夕暮を迎える。1日の中で、最も感性が揺さぶられる時間帯。。
太陽が山あいに沈んだ後、必ず訪れる「桜色」の時間。
この日は事のほか、色彩のグラデーションが美しかった……。

 


ボンボリに灯りがともる。桜の宴(ウタゲ)の始まりだ。そして夜のトバリ。
この色彩が放つ意味を考えてみたい。。祭りにも、プライベートな味わい方がある。

 


枝垂れ桜は、最も官能的な花かもしれない。

 


そして最後に、「ハッ!」と息を呑むシーンに出会った!!
巨大な枝垂れ桜は、ただの「花木」とは言えない。
圧倒的な「何か」があるような気がする……。

 


ホテルに戻り、翌朝目が覚めたのは、朝の3時半。
窓から「薄明の時空」が見えてくる。僕が最も好きな時間帯だ。
そして、ゆっくりと朝陽が昇ってくる。大気が桜色に染まる。

 


フッと空全体が、桜に覆い尽くされたような気がしたのだった……。

 


全てが桜に覆われた、未知なる「桜空間」。
そんなSF的で、シュールな世界を夢想してみるのも面白い♪

 

桜色・・・僅かに黄身を帯びた淡いピンク。実はこの色の花は、意外に少ないことに気付いた。
しかもよく見ると、花全体の色ではなく、白い花ビラの奥に差した紅の効果。
それがこの圧倒的な集積によって、仄かなピンクに見えるのである。

 

その視覚的トリッキーさもまた「桜という魔術」の一つなのかもしれない……。

 

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