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2020-11-01ホテル&ペンション

山小屋は文学の香りがする。(鷲ヶ峰ヒュッテ in 霧ヶ峰)


この霧ヶ峰は、僕の高原の故郷のような所。父の会社の寮がこの地にあったので、少年時代、よく家族で行っていたのです♪
清涼な空気、たおやかな草原の連なり、多種多様な高原植物の数々。。

 

10年前にスイスに行ってみて、その本場アルプスの雄大さに感動したから故、この二つの国の高原の差異を感じてみたいと。。

 

実は霧ケ峰、「ノスタルジーの世界」のカテゴリーでも【山小屋はいつでもヘッセと供に】でアップしているので、是非そちらも。

 

ヘッセの故郷のドイツ、スイスはほとんどドイツ圏、ヒュッテもドイツ語、山小屋のイメージを持つヘッセ、そしてその原点だった霧ケ峰。。
なんか不思議でほろ酸っぱい因果関係をも楽しみながら、この地に再び帰ってきた感じだ。

 

そして前からとても泊りたかった山小屋があった。それは鷲ヶ峰ヒュッテ。
でも、その時は満室で断念。(;>_<;) で、この時(2011年8月)念願かなって2泊出来たのだった。

 

イメージ通りの、なかなか素敵な所。
ただ単に「山に泊る小屋」というのではなく、山小屋が本来持っている、人混みを離れ、山の最深部に泊るゴージャスさと詩情。。

まさに、ヘッセの精神かな。それを、脈々と受け継いできている感じがしたのでした♪

 


霧ケ峰のシンボル、八島湿原。標高1630m。もうここに何度訪れた事だろう……。
少年時代、学生時代、そしてその後の社会人としての記憶。それが「今、この瞬間」との、不思議で濃密な意識の交錯。。

 


何も変わっていないような、少しずつ変わってきたような、ほろ苦い時間というものの移ろい。

 


こんなヤナギランの群生は、記憶には残っていない。。
花は毎年少しずつ入れ替わり、新たな高原の表情を見せてくれる。

 


高地にだけある爽やかな大気、そして鳥たちの声、、タイトルを付けるとしたら『高原の喜び』だろうなっ。まさに、微笑んでいるようだ♪

 


そんな高原の最深部に、この山小屋はひっそりと建っている。多くのペンションやホテルは、便利で賑わいのある車山の麓に集まっているのだけど。。

孤高に独立しているからこそ、山小屋なのだ☆彡

 


入り口にしても、オーナーのご夫婦が、丁寧にこだわって造っているのが伺える。


そして挨拶する人形のお出迎えだ^^

 


眺めのいい、よく風の通るウッドテラス。
ここで一本の煙草を吸うのが楽しみの一つだった。(´_ゝ`)y-~~~

 


入ると居心地の良さそうな談話室がある。
そう。ペンションやホテルにあるロビーやカフェテリアではない、あくまで談話室。
これこそが、隠れ家的な山小屋の真髄!♪

 


そして、大きな一枚木のテーブル。食べながらも寛げる食事処だ。

 


その中央に、可愛らしい動きをする置物があった。・・・なんとも落ち着く。。
ランプは山小屋のシンボルであり、ロマン。

 


一輪の花と外の爽やかな緑の木立。。
それだけで高原が、一遍の詩を聞かせてくれているようだった……。

 


日が暮れて夜を迎えると、書棚にある沢山の本が語りかけてくる。。
じっくりと時間をかけて一冊ずつ手に取ってみたい。そして心置きなく物語の世界に埋没してみたい。。

 

ご主人に、『凄い数の蔵書ですねぇ。』と言うと、こんな素敵な言葉が返ってきた。
『私は、実はねっ、、山小屋は文学的じゃなきゃだめだと思ってるんですよぉ。。』  

ん~、、これにはまいった。。その通り!!♪

 


ならば、今宵は隠遁だ。潜伏でもいい。山の時の流れの中で、、静かに、そして深く。。

 


町を遥かに離れた、結晶化した夜の時間の中で……。

 

※関連ページ… 【大草原の小さな小屋】

 

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