2020-10-09フィールド&昆虫館
閉園した【としまえん】を懐かしく回想して(桜吹雪と昆虫館と)
前今年の8月いっぱいで、閉園する事になった「としまえん」。ちょっぴり残念。。
というのも、ここにはここ数年、毎年桜を見に行っていたのです。
家からも、チャリでも行ける近場という事もあって。
という事で、今回は「お別れ」の気持ちも込めて、今年の4月に行った時の分です。
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幻想的な桜吹雪の中に、埋没していく至福。【としまえん】 (前編)
今年も「桜の真髄」を見ようということで、行ってきました、「としまえん」へ。
風も強いし、もしや究極の風流美「幻想の桜吹雪」に浸れるかと期待。
でも、これがなかなか思ったほどでも。。
散り際のタイミングとの遭遇は、ほんと難しい(≧∇≦)
それでもヒラヒラと雪のように舞い降り、つむじ風で舞い上がる花ビラの中で、
最高に旨い酒を飲む事ができた。これで今年も「心の桜」を見れてホッと一安心。
それにしても『え?としまえんで桜?』いえいえ、ここはこれでなかなか侮れないのですよ(笑)
一昨年の桜の季節に行って、思いのほか良かったのです。
もちろん腰を落ち着かせる、お気に入りの場所は僅か一箇所。園の外れの一角が、喧騒からちょっと離れ、ちょうどいい感じになっていて、知る人ぞ知るエリア。
ここではカップルや中高年の人達が、静かに桜を愛でているのです。
今年も来てみて『ん~、やっぱりいい』 昼間はほとんど人気もなく、ここでカレーレストランからのテイクアウトを、ビールと一緒に。
ここのマトンカレーとナン、遊園地とは思えないほど本格的で美味しいのです。もう僕の定番。
もちろん、暖かな陽光と桜の下でという最高のシチュエイションも影響しているのだろうけど、ねっ☆[゜ー^]
そしてハラリと舞い落ちた桜の花ビラが、ふわりとカレーの中に。何て風流なのだろう…。当然そのまま薬味として口の中へ(笑)
そしてしばし訪れる一瞬の桜吹雪の、驚くべき強度の強い視覚映像。それはスローモーションのように、究極の日本的美を表出する(@_@;)
そしてここを拠点に、乗り物に乗ったり昆虫館を見たり。。
たいしてスリルのあるライドはないのだけど、そこもまた近所の散歩感覚で、またいいのです。
祭りは日常の異化として、絶対に必要だ。だからか、この古来からの伝統が消えかかった都会では、遊園地という非日常のハッピーな異界が、一つの祭りの残像だ。
それもあって、僕にとっては超私的な「さくら祭り」を楽しんでるとも言える。
そして夕暮から夜に向かうトワイライトな空間と、刻一刻と変遷する色彩の移ろい……。
遊園地の夜はいい。一日のハイライトだ。
ここでおもむろに持参したウイスキーと氷でオンザロックを作って「桜BAR」と洒落こもうじゃないか!
ライトアップも洗練されていて、とってもいい。妖艶さを演出する「大人の空間」てな感じだ。
ひたすら落ち着く。(´_ゝ`)y-~~~
桜には狂気が宿っている。
それは望むところだ。その「静かなる狂気」に、今宵酔いしれよう☆彡
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昆虫という生きる宝石を愛でる快楽。【としまえん昆虫館】 (後編)
ここの昆虫館もなかなか良かったのです。
コジンマリとはしているのだけど、展示物の精度や企画はGOOD。特に世界の珍しく美しい昆虫の標本に魅せられる。
そして、静かにボ~っと色鮮やかでスタイリッシュな造形美を持つ昆虫達を見ていると、不思議な陶酔感に包まれるのです……。
もちろん、魚や動物達にも『何でこの形や色を持つのだろう。。』と、デザイン的好奇心が膨らむ。でも特に昆虫達は、小さくてシンボリックなだけに、強烈なビジュアルの想像力を掻き立たせてくれる。
彼らには、造形的パターンの全て が集約されている気がするから。。
そしてヘラクレスオオカブトや、世界のクワガタ等の生きた展示も行われていて、実際に触れるのです。もう童心に帰りますねぇ(笑)
それは最も多感な少年時代に心を揺り動かされた、「甘美なる郷愁」というファクターも加味されてくるからでしょうね。
だから故、子供時代に様々な経験を持つ事が、いかに大切かが分かるというもの。
昆虫達は、ただそこにいる。人間の営みと共存しながら、または独立しながら。
それらは地球の大自然の中に密やかに生息しているだけで、けして「創られたモノ」ではない。また、自然の営み(循環)に、とても大切な存在でもある訳だから。。
そして紛れもなく「本物」だ。だからいい。
としまえん昆虫館。また一つ、貴重な昆虫館がなくなるけど、また新しい施設を探してみようかと。(^-^)/
数年先にこの跡地に、ハリーポッターのテーマパークが新しくできるという。それはそれで楽しみだ。(^-^)
そんな旅のエキスをオモチャ箱のように、ここに沢山置けたらいいなと思います。そして見に来てくれた方の、何か、これからの「旅のヒント」になってくれれば、と。
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