2021-02-24郡上八幡・岐阜市・美濃
郡上八幡|湧水の湧き出る、レトロシックな城下町【岐阜旅02】
まずは、この時の岐阜旅で最初に訪れたのが、この郡上八幡。
「レトロシック」、ちょっと感覚的に創った言葉なのだけど、この地を表現するのにピッタリ。
その流れで言うと、「レトロポップ」が飛騨高山なら、「レトロキッチュ」は谷中かなっ。
それにしても、しっとりとした城下町の旅はいいよねぇ。
このブログのコンセプトの一つが「その土地のイメージを掘り下げる」だ。なので、この町の持つ独特な匂い・詩情・造形美などに絞って、自分の目線で語ってみたいと思う。
写真では触れてないけど、もちろん観光的には郡上城にも登ったし、八幡館でこの町の歴史や踊りの文化に触れたりと。
更には、小さな店で立ち食いしたコロッケや串カツ、郡上味噌がベラボウに美味かった(笑)と、旅の細部のエピソードは色々あるけど、ねっ。
至る所に湧き水が。そして、ちょっとしたランタンにもセンスが感じられる。
ただの民家の軒先にも。さりげない中にも、しっとりとした潤いがあるなぁ。
町を流れる長良川の支流:吉田川。夏になると子供達が橋の上から飛び降りて遊ぶという。いいねぇ。
この郡上八幡の魅力は、この小道に凝縮されていると言っていい。光と影に縁取られた水の流れ。
今でもこの水路で、地元の人達が野菜や果物を洗ったりして利用しているという。
ゆっくりと散策する。どこからか町の匂いが染み出てくる。。
さて、夕食を何処にするか? これが旅の重要なポイント。店を一つ一つ物色していく。
結果、ここに決めた。町屋を改装した、なかなかイカした店だ。下町バルかぁ。。
スペインの居酒屋「バル」に引っ掛けてるあたり、思わずニヤッとしてしまった。
古いものと新しいものとの融合。今、そこにとても惹かれる。店長に『後で来ます』と告げて、散策の続きを。
少しずつ日が暮れていく。この時間帯を見逃してはならない。何故なら、最もその土地の情緒を感じる時だから。
郡上八幡が蒼く染まっていく。その蒼の色の変化を、最後まで見届けよう。
土着的な生活の匂いと、ホスピタリティのある観光地としての匂い。その、ほど良いバランスの取れた、いい町だった。
夏の「徹夜踊り」の時にもう一度来たいと思う。今度は、町が一瞬の燃え盛りを見せる時に…。
この後、前述の「下町バル」へ。店内も「気さくなカフェバー」のような造り。この土地の若い店長で、Uターンしてこの店を始めたという。料理はタパス(スペインの小皿料理)だ。
その後、地元の人達が次から次へとやってきて、満席状態。たまたま隣にいた人と、話が盛り上がりだした。その土地の人と、旅にまつわる色んな話をするのは、最高の酒の肴(サカナ)だ。
もはやBS-TBSの人気番組、「吉田類の酒場放浪記」の世界?(笑) 「三輪流・酒場放浪記」といったところかなっ(´_ゝ`)y-~~~
けっきょく18時半から24時まで、じっくりと腰を据えて話をすることに。
いいねぇ、これだよ、これ!☆[゜ー^]
その土地の匂いを身にまとった、地元の人で賑わう酒場を楽しむ事。これこそ重要な旅の彩り。その店が個性的で斬新であればあるほど、旅のディティールが深くなる。
更に郡上八幡の次に明日から行く、岐阜市のお勧め居酒屋を聞くことに。
ネットは所詮ネット。 「情報の核心は、リアルな現地で」というのが僕の旅のスタイルだ。
幾つか出た中の、とある一軒の店の名をメモする。そこも「○○バル」という名前だ。これが今回の旅の重要な複線となっていく。
旅とは、点と点を線で紡いでいく事。
いつか行きたいと思っている、本場スペインの「バル」に想いを馳せて……。
◇ ◇ ◇
※関連カテゴリー紹介
同時期に訪れた複数編の国内流れ旅で、【郡上八幡・岐阜市・美濃】としてまとめてあります。是非ご覧下さい。
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