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2021-07-04南房総の千倉

サンドカフェ in 千倉|静かな海辺で、ヘミングウェイを感じて

梅雨時は雨も多くジト~と。そんな時は、よく晴れた海辺へ心を泳がしてみよう。

 


さて今回は、ある晴れた日の千倉での一コマを。海辺をサイクリングで流すのが好きだ。解放感に浸り、より心地いい風を感じられるから。

 

ここ千倉では、駅前の観光案内所で電動のレンタサイクルが借りれるので、とてもいい。
で、この時行って改めて思ったのだけど、何故これほどまでにこの千倉に惹かれるのか、よ~く分かったのでした。

 

千倉に生まれ故郷の匂いを感じる。

 


僕の生まれは鎌倉の腰越。もうほんと目の前が海で、その先に江ノ島が浮かんでいた。そこで6歳ぐらいまで過ごしたのでした。

 

家はヘミングウェイの老人と海に出てくる質素な小屋に、とても似ていた気がする。僕の原点だ。子供心にも、記憶はけっこう残っているもの。

 

でも、今その生まれ故郷の腰越に行っても、余りにも観光地化され変わり果て、もう昔の面影はほとんど残っていない。。それ故この千倉に、そのかつての郷愁を感じているのかもしれない……。
静かで明るい海辺の町。どこかアッケラカンとした潮の香り。何か当時の記憶の空気感が、とっても似ているのです☆彡

 

この辺り、後半に出てくるサンドカフェに繋がっていく。

 


南房総にありながら、鴨川と白浜の中間に位置していて、いわゆる「観光地」とはちょっと違う雰囲気。漁港がこの地では海の主役だ。そして、温暖で静かな環境を求めて移住してきた人が多い「生活地」なのかなっ。

 

風が穏やかでサンサンと陽が差す日に、フラッと訪れ始めてかなりの年月が経つ。移住者が多い為か、ポツンポツンとお洒落なイタリアンの店や雰囲気のいいカフェが出来たりして、それらを自分で発見したりするのがとても楽しい。

 


「クリームソーダの味わい(笑)」と、自分で勝手に思っている建物。長い年月を感じさせるペンキの剥げ具合に、何か味わい深い「時の流れ」のストーリーを感じる。。

 


そして千倉と言えば、お花畑。まさに出荷する為の「花の畑」だ。植物園とも野の花とも違う、生活に根差した花々。だから故、咲いてる姿を見るのも不思議と楽しい♪

 

千倉を象徴するような店、サンドカフェ。

 


今回のメインテーマは、このサンドカフェ。来るのは初めてだ。前回取り上げた、閉館した海岸美術館の館長を勤めていた方が開いたという。なので是非来てみたかったのだ。

 


その前に、隣に併設された雑貨の店(デッキシューズ)に、まず引き込まれた。。

 


店の前の、一見無造作に置かれたかのようなディスプレイ。ん?ん~??
何という隙の無いバランス感覚と造形美なのだろう。。確かに、あの美術館が持っていたセンスとテイストに共通するものを感じたのだった。

 


OPENの看板ですら、吟味された一つの作品のよう。

 


店内には趣味のいい、手作りの小物がたくさん置かれていた。

 


「海」という、一つの象徴化された匂い。。

 


それらが自然光の中に溶け込んでいくようだ。。
ここで、ヤグラ椅子と旗とサーフボードで「ライフガード」をイメージしたミニチュアの作品に心を奪われた。とても気に入ったので、自宅で飾る為に一つゲット!

 


さあ、いよいよサンドカフェの店内に入ろう。

 


ん~、、ここも隙が無い。

 


ヘミングウェイが大好きだというご主人。話してみると、なるほどぉ。

 

小説の舞台にもなった、僕もかつて行ったキーウエストのみならず、バハマのビミニにも、もう既に行かれたとの事。これはなかなか。。この店は、あの「老人と海」に出てくる小屋をイメージしているという…。

 

ん? 前述の僕の生まれた家とも通じるのかぁ。

 


さりげなく好きなカフェが、また一つ増えたのでした。(´ー`)v

 

千倉との最初の出会い。

 

実はこの千倉、自分の中では遙か以前からの郷愁があるのです。今から30年ぐらい前の話。
当時よく読んでいた五木寛之氏のエッセイの中にあった、『〇〇は千倉のチャイカ亭』というタイトルフレーズにとても惹かれたのでした。

 

何か語呂が良く、リズム感もあって。〇〇は忘れてしまったけど(笑)

 

南房総の、静かな町のイタリアンレストランだという。それで、ある時行ってみたのでした。印象としては、広々とした本格的な店。もう今は無いけど。。当時としては何か『ピン!』とくるものがあったのでした。

 

賑やかな繁華街ではなく、あえて静かな郊外に建てたお洒落な店として。。僕の中では、そんな気分が今となっても脈々と受け継がれている気がする。

 

◇ ◇ ◇

 

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