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2022-08-30月光:ムーンライト

実録「月の入り」の瞬間!【月と共に旅した北海道】後編

※前編からの続き

 


心に染み入るような残照の中で、素早く次の行動を組み立てる。この辺は、ロケハンで鍛えた技。
「月の入り」の時刻は、23時32分。ちょうどコロアイのいい時間だ。だが、月の入る角度は、かなり南に傾くので。ここでは見れない・・・。夕食を済ませた後、さっそくポイントを移動して、見に行ってみよう!

 


その夜、海岸線をどんどん南に下っていった。だが、まだまだ隠れてしまう・・・。どんどん進む。途中、味わいのある漁港に立ち寄りながら。ここからが、月ハンター(笑)の真骨頂だ!

 


夜の「海道」を堪能しながら、ようやく開けてきたポイントまで来た。結局、30kmも走った事になる。志津田岬。ここならもう障害物は何も無い。

 


半月に近いというのに、美しい「月の道」が出ていた。この月齢でこの光なら、満月なら恐ろしいまでの光景が見れるだろう!なにせ、半月と満月の間には、22倍もの光量の差があるからだ。

 


この欠けてはいるけど、ふっくらとした丸みが強調される、この月齢の「月姿」も好きだ。

 


月光に近くの巨岩が妖しく照らされ、星と共に不思議な光景を見せる。まるで、映画「未知との遭遇」のように。

 


徐々に水平線に近づき、月の道も、細く、か細く、赤く、繊細に・・・。

 


月の色もどんどん赤みを帯びてくる。ここからは、できるだけ見た色を忠実に再現してみました。貴重な連続ショットです。

 


そしてついに水平線と接触した瞬間! ワイングラスのような現象を起こしているのが、分かるだろうか?
しかも、左側から漁船がゆっくりと近づいてきたのだった。

 


月を拡大すると、ワイングラス現象がよく分かる。

 


この漁船は偶然の産物ながら、不思議な効果をもたらしてくれた。月の大きさと水平線が強調され、なんともシュールな光景! まるで宇宙に浮かぶ「方舟」のように・・・。

 


月を拡大すると、水平線に沈む様子がクッキリと分かる。

 


そして漁船が月に接触し、

 


かぶさり、

 


そして離れていく。僅か数分の出来事だったが、永遠に忘れられない、密度の濃い光景となった。

 


月が更に水平線に沈む。

 


そしてラストの瞬間。消え入るような「戦慄」を残して・・・。その後、漆黒の闇を迎えた。でも頭上には満天の星だ。今度は星達が主役を張る番。驚くほどの天の川の輝きに、今宵も浸ろう!

 

僕にとっても、水平線にくっきりと沈む月の入りを見れたのは、今回が初めてだった。近い状況の時もある。ただ、水平線近くは、雲があるか、あるいは海面の水蒸気でモヤがかかり、だいたい、ボ~っと消えていくのが常だった。ジープ島でも、なかなか見る事はできない。

 

それが、これほどまでにクッキリと見れるとは。しかもワンチャンスで。恐るべし、北海道の志津田岬!

 

スモッグとは無縁で、しかも海水面温度の低い、この最果ての地だからこそ、ここまで見れたのだと思う。このシーンは、永遠に心の中に刻まれるであろう。「神」ならぬ、「月」の微笑と共に・・・♪

 

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