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2023-02-10九州・沖縄 (竹富島)

長崎の夜景、グラバー園、オランダ坂、出島ワーフ、そしてホタル

今回は、以前長崎を旅した時の事を語ろう。

 

さあ次はどこを旅しようかと思った時、国内なら『ここだ!』と思っていた所が3箇所あった。まず、函館~大沼、そして浄土が浜(岩手)~龍泉洞、、そしてこの長崎~ハウステンボスだった。

 

結局天候の事もあったけど、内なるベクトルが、妙にこの地に向かっていた。最大のポイントは、「ホタル前線」にひっかかっている事だ。「北二つ」は、満月重視で、まだこれから行くタイミングはある、と。。

 

長崎を旅の地に決め、組み立てていく

 

長崎は初めての土地だ。そして、旅の要素とイメージが、次々とエスキースのように白いキャンバスに描かれていく。

 

歴史のある坂の街、路地裏、夜景、この地で見る満月、まだまだ街の近くで自然発生しているホタル、土地の料理と人々、巨大テーマパークとして前から気になっていたハウステンボスと・・・。

 

ある程度、ガイドブックやネットで調べてはみたものの、今回も片道切符の羽田→長崎のエアーチケットだけ押さえて、旅に出る。ホテルの予約も一切無し。

 

現場だ。現場に立たないと何も見えてこない。これは、元来が「決められたレールの上に、ただ乗る事」を極端に嫌う、我がサスライの性分なのか。

 

あるいは、本業のアートディレクターとして、マッサラなロケ現場で、風や空気や匂いを頼りに、自分で「新しいもの」を発見し、クリエイトしていく「サガ」が染み付いているせいなのか・・・。

 

でも、旅は仕事でもなければ、余暇のレジャーともちょっと違う。「自分さがし」と、ある人が言ったけど。。ん~、それもあるけど、「日常」とは違った「旅の時間」に身をゆだねる事。それが二極構造として、得てしてマンネリ化し弛緩しがちな日常を、補填し活性化させるのに、最も効果的な特効薬だからだ。

 

まあ、単純に言って、ただの「旅好き」なだけだけどねっ!(笑)

 

今回は4日間の内、後半のハウステンボス2日間は切り離して、長崎の街を2日間、自分なりに歩いたイメージを、心の心象風景に溶け込ませ、シンプルに表現してみたい。

 

一瞬、フッと感じた「街の香り」のようなものが、ほんの僅かでも漂ってくれれば♪

 

グラバー園はレトロな香りに包まれていた

 


路面電車に乗り、最初に向かったのは、グラバー園。『あ~、この陽射しねっ^^』と。最初に確かめるのが、この陽射し。そして、その土地の匂いと空気感。

 

思いっきり深呼吸する。陽射しは東京よりも若干強いのだけど、どこか透明で心地いい。

 


フッと長崎らしい「色」を発見! 何が?って言われても、あくまで感覚的な部分だけど^^

 


昔の衣装を着て楽しむ、コスプレのアトラクション。なかなか素敵だ。

 


光と影・・・。そのトンネルの向こうに見える風景に、この地の香りを嗅ぐ。

 


「坂」の街だ。新旧入り混じった建物に、不思議な調和を感じる。

 


旅のホテル(宿)選びは、最も重要な要素だ。出来るだけその土地の匂いを身にまとった所がいい。今回、幾つかあたった中で、とてもいいホテルに出会えた。

 


どこかレトロで、どこか懐かしい。

 


そんな、風のようなホテル・・・。

 

稲佐山の展望台から、満月が浮かぶ夜景を堪能

 


一服した後、稲佐山の展望台に向かう。ロープウェーを使って登る、夜景の有名スポット。

 


西側では、夕暮が大気を茜色に染め上げていく。

 


そして、いよいよ念願だった、「長崎で見る満月」が東側から昇ってきた。街を見下ろす側が東にある事を地図上で発見し、その「見え方」に期待を膨らませて来たかいがあった^^

 

「新しい月を発見する」とは、とってもクリエイトな事だ。

 

まず地図との格闘。旅の組み立て。そして晴れる時を狙い、その場所に軽やかに行くフットワーク。今回は、ドンピシャだった! ここから、貴重な3連続ショット☆彡

 


月がオレンジからイエローに変わり、街の明かりが少しずつ点灯し始める。

 


そして、月はイエローからホワイトに。徐々に街明かりが、「銀河」のように夜空に浮かび上がる。月はさしずめ、銀河系の外側に夢のように浮かぶ、遥かなる郷愁の兄弟銀河:アンドロメダといったところか・・・。

 

普通、夜景を見ても、ここまでインスピレーションは沸かない。満月が天空に浮かび、自らと対峙し、様々なメッセージを送ってくれるからこそ、深く感じれるのかもしれない。

 


シャープに、あくまでもシャープに、キリリと。。

 


長崎の満月は、パープルに感じた。

 


そして、振り返ると、西側ではまだ残照が仄かに。夜の大気は、これ程までに官能的なのだ。

 


やがて長崎港に「月の道」が映り込む。満月と夜景との、パーフェクトなコラボレーション!

 

オランダ坂はひっそりと、あくまでひっそりと

 


翌朝、まだ日の昇らないうちに近くを散歩してみる。この時間帯だ。この時間帯に、その街の本質が見えてくる。

 


昼間はどうってこともない大浦天主堂も、ひっそりと何かを語りかけてくる。

 

オランダ坂は、心地いい朝の大気に包まれていた。

 


見知らぬ地を歩き、

 


切り取られたシーンに酔い、

 


ハッとした造形に、心を浮遊させてみる。

 


坂の街は、そんな立体的な「迷宮」の面白さがある。

 

出島ワーフのノスタルジックな落ち着き

 


午後からまた街を、いろいろブラブラ散策してみる。気の向くまま、足の向くまま・・・。そんな中で、不思議とこの出島ワーフに惹かれた。

 


長崎のシンボルでもある、南蛮渡来の歴史を具現化した「出島(博物館)」。その近くの現代的なベイエリア。その小気味のいい対比。
湘南とも違う、横浜とも違う、どこかノスタルジックな落ち着きと、この地ならではの個性を感じさせる。

 


それはどこから来ているものなのか?

 


この土地の確固とした、東西が最初に交易した「歴史の深さ」、、そんなところから来ているのかもしれない。

 

長崎の街に自然発生するホタルを見に

 


そしていよいよ今回のもう1つのハイライトでもあった、ホタル。

 

いろいろ土地の人に聞いたり調査をして、このタイミングでBUSで行って帰ってこれる所を探した。ひたすら探した・・・。この飽くなき情熱が、もうちょっと仕事に反映するといいのだけど。。(爆)

 

そして行ったのは、駅前からBUSで、ほんの30分ぐらいの所だ。

 


まだまだこの地では、自然発生のホタルが、人々の暮らしの中に溶け込んで息づいている。

 


数はそれほどでもなかったが、まあまあ見られる事が出来た。今回は、その土地を歩き、「旅の中」で、フラッと風のように見る事が重要だったのだ。

 

実はこの時、国内でベストと思っている鹿児島の川内川に行きたかったのだけど、このタイミングでは1週間以上も遅く、断念。。それで、少しでもそれに近づきたいと、九州を旅したのだった。

 

次回こそは・・・。

 


そして3日目の朝、、心地いい目覚めだった。ホテル選びで特に重要なのは、朝、目に飛び込んでくる窓からの眺めだ。その意味では、ここはこの長崎という地としては満点に近い。

 


ホテル:マジェスティック、、ここを選んで、風のように軽やかに旅が出来た。。サンクス♪

 

◇ ◇ ◇

 

※関連ページ
ハウステンボスで、バラの香りとイルミネーションに癒されて。
夏の夜の「ホタル酒」の極みの中に【新潟:魚沼・八海山の麓】

 

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そんな旅のエキスをオモチャ箱のように、ここに沢山置けたらいいなと思います。そして見に来てくれた方の、何か、これからの「旅のヒント」になってくれれば、と。

 

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