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2024-08-30信州の霧ヶ峰

湿原への前線基地となる:ヒュッテみさやま【霧ヶ峰・八島湿原2】

今回の霧ヶ峰・八島湿原への旅。2泊3日を取ったので、宿は1泊目は昨年と同じスカイパークホテル。そして2泊目はガラッと趣向を変えてワイルドな山小屋:ヒュッテみさやまに。

 

この正反対とも言える宿のコントラストが、とても変化に富んでいて良かった。やはりメインに据えるのは、大自然のフトコロ深く入って泊まれる山小屋だよなぁと改めて思う。

 

そして、1泊目のスカイパークホテルで思わぬ体験ができた。夜に「ナイトクルージング」と称した星空観察会に無料で参加できたのだ。まさに「フトコロ深く」のオプション。参加者も大勢だ。

 

夜、すっかり暗くなった20時にロビーに集合し、送迎バスでスキー場のリフト乗り場まで。ホテルの周りは、街灯が邪魔して星は余り見られない。確かにここまで来れば、周りに明かりのない絶好の観察場所となる。

 

バスから参加者が降り、懐中電灯で誘導された場所に着いたとたん、頭上に素晴らしい満天の星空が現れた。『これは凄い!』天の川も夏の大三角形もクッキリと見える。

 

久しぶりだ、天の川を見るのは。。雲が出てたら見れなかったので、これはとてもラッキーだった。まあ、できるだけ晴れを狙って、ピンポイントで計画は立てたのだけどね。

 

それですっかりこの「趣向」が気に入り、翌日泊まったヒュッテみさやまでも、夜に再度バッチリと。こちらは最初から「フトコロ深く」なので、もう宿の外に出れば見れてしまう。

 

ん~、二夜連続の「霧ヶ峰の満天の星空」だった。

 


今回の霧ヶ峰・八島湿原への旅は、やはり定番の車山・頂上へのリフト・クルージングから始まった。

 


山頂での、広大なるブルースカイ。

 


そして、なだらかなグリーンアース。

 


ただ残念ながら、2年前と同様、花はほとんど鹿に食べ尽くされ、一輪も咲いていなかった。。一輪もだ。。。
これは悲しくなるほどの「緑の砂漠化」だ………。

 


僅かに一輪だけ残っていたハクサンフウロが、事のほか寂しげだ。。

 

生態系が完全に壊されている。何かしらの復興を切に望む…。

 


ただ今回、2年前には遭遇できなかった「霧」に包まれる事ができた。「霧ヶ峰」というぐらいだから、やはりこの地では霧に包まれたい。以前はだいたい遭遇できていたのだけど。。

 

これはスカイパークホテルでの早朝。まだ陽が出る前。やっぱり高原と言えば、この「ホワイトスクリーン」のムードだよねぇ。

 


このホテルの売りの一つは、庭から八ヶ岳連峰が見渡せる事。この日も見事な日の出が。

 


ん~、『フォレスト・サンシャワー』。

 


すっぽりと、麓の町や大地を覆い尽くす雲の流れ。

 


刻々と光景が移り変わる、早朝のドラマチックタイム。

 


そして翌日、さっそく本命の八島湿原へ。やっぱりムードがいいねぇ。

 

そのぐるりと一周2時間ほどの中で、メインエリアはバス停近くだ。そこから30分ほど木道を歩いた所に、この「ヒュッテみさやま」がチョコンと建つ。

湿原を歩いて行けるトコロが、とってもいい。

 


左が旧小屋で、右が新しく増設された小屋。若い夫婦が切り盛りしている。

 

実はまだ旧小屋だけだった頃に、ここに1泊していたのだ。僕にとっても、この「ヒュッテみさやま」とは長くて深い歴史がある。

 


泊まらなくても、八島湿原を巡る時は、必ずここのカフェで一服するのが常。

 


静かで、お気に入りの山小屋でもあった。

 


やはり1泊するとなると、途端に寛(クツロ)ぎ方が違ってくる。

 


大自然の懐深く、東京の日常とは違った時間の流れを感じながら…。

 


これがメインのダイニング。ランチタイムでも使われている。

 


今宵の夕食はハンバーグがメインだった。ちなみにこの「ヒュッテみさやま」のランチの人気メニューはトマトカレー。

 


そして今旅のハイライト、明日早朝の八島湿原3時半起床に備えて、夜をゆっくりとフェードアウトさせていく……。

 

◇ ◇ ◇

 

※これまでも、『何度でも行きたい心の地:信州の霧ヶ峰』のカテゴリーとして、4編アップしてあります。是非ご覧下さい。

 

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