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2024-09-23栃木の奥日光

戦場ヶ原は、カラスアゲハの緑青色の輝きに【夏の奥日光1】

さて、前回の夏の旅『霧ヶ峰・八島湿原』に続いて、今回から3回に分けて『夏の奥日光』をアップしていこう。こちらは実際に行ったのは昨年になるけど、まだ記憶には極々新しい。

 

この時も、都心の茹だる様な暑さを逃れての旅。「夏の高原」は、もう季節旅の定番だ。

 

まずは今回のメイン、戦場ヶ原トレッキング。花は八島湿原に比べると、ほとんど無いに等しいのだけど、、小川あり、池ありの変化にとんだエリア。そこを木道中心で伸びやかにゆったりと歩けるので、大好きなコースだ。

 


白樺の淡い色彩を中心とした、サラサラと、いかにも涼しげな道。

 

木漏れ日が、疲れた心をゆっくりとホグしてくれる。

 


林の中をしばらく行くと、

 


やがて戦場ヶ原の草原地帯だ。この広々とした感触がいい。

 


こんな池もある。

 


オッと~! もしやと思ったけど、カラスアゲハに遭遇した。

 

写真に撮る時の定石は、まずは逃がさないように、その場の遠方から抑えの一枚。

 


そしてゆっくりと近づいて、もう一枚。更に逃がさないようにアングルを変えて、トドメの一枚。

 

ドキッとするような鉱物質の青に目が奪われる。

 


8月末の晩夏なので、高原はそろそろ秋の気配も感じられる。

 


僕の大好きな立ち枯れの木。凛とした立ち姿だ。

 


戦場ヶ原・縦断コースのラストは、この小川と共に。

 


重々しい景観と、開放的な草原との対比がいい。

 


カラスアゲハを想起させる、緑青色の水草。その流れをジッと見つめる。。

 


ここから、今回出会ったチョウたちを。

 

これはごく普通のシジミチョウなのだけど、こんなに鮮やかなのは初めて見た。

 


更に4~5匹ほどが群れ飛んでいて、とてもパラダイスな世界観。ルリ色は大好きな色だし、シジミチョウでこれだけのシーンを見れたのも初めて。今でも脳裏に焼き付いている。

 


木道に止まったキベリタテハ。これも「高原」を感じさせてくれるチョウだ。

 


これはキマダラセセリ。花とのバランスがとてもいい。

 


そして再度カラスアゲハを発見!

 


先ほどの個体と違って、こちらはグリーンが超鮮やかだ。目が覚めるような瞬間!

 

ギラギラとした生命力溢れる夏。その象徴のような色がこの緑青色だ。戦場ヶ原の全ての緑と青を凝縮して、そこに命を吹き込んだような……。

 


幻のように水面に映る雲の中を、それは飛ぶ。

 


「夏のシンボル」に出会えたように、心の底から晴れ晴れとした気分になった♪

 

◇ ◇ ◇

 

カラスアゲハは一番魅せられているチョウだ。その野生の姿を見ようと今年の春、近場の裏高尾に行った。この時は目視はしたのだけど、写真は残念ながら撮れなかった。なので、ここでリベンジという事で☆[゜ー^]
【裏高尾:小下沢林道で、蝶や昆虫観察|喫茶ふじだなで一服】

 

◇ ◇ ◇

 

戦場ヶ原は冬のスノーシュー・トレッキングもいい。その時の様子は以下をご覧ください。
【始まりは、いつも「白」から『奥日光・初春のスノーワールド』】

 

◇ ◇ ◇

 

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