2024-10-29栃木の奥日光
湯滝と竜頭の滝。二つの相反する趣きが絶妙だ【夏の奥日光3】
この奥日光の最大の魅力と特色は、やはり「豪快な滝」が複数見られる事。
高原の良さは、夏の冷涼な大気とたおやかな草原、そして高原に咲く美しい花々たち。更に大小の魅惑的な沼。
僕の大好きな霧ヶ峰と裏磐梯には、その全てが揃っている。でもこの二つに無いモノが滝。
それがここ奥日光では華厳の滝を始め、様々な滝が見られる。それが特に、この地を魅力的で個性的にしている気がする。
今回は、湯の湖から湯滝、戦場ヶ原を経由して竜頭の滝へ至る道程を。
早朝散歩は、当然湯の湖畔。流麗な大気と黎明が全身を包み込む。
異常猛暑の東京から逃れてきて、ホッと一息つける、まさにその象徴のような光景だ。
1人で静かに釣りをする釣人を見るのが好きだ。ポツンと佇む姿に同調する事で、緩やかな時間の流れを感じるから。
「立ち枯れ」ではなく、この場合は「横枯れ」。立ち枯れほどの寂寥感はないけど、アングルによっては面白い。
陽光がサンサンと降り注ぐ。でも不快な暑さではない。もう、この大気の下に居るだけで心地良い。
滝とは不思議なものだ。川の流れと違い、いつまで見ていても飽きない。
『さりげない喜びの形』
ここから少しの山道を下り、戦場ヶ原へ。その時の様子は、【戦場ヶ原は、カラスアゲハの緑青色の輝きに【夏の奥日光1】】をご覧下さい。
その戦場ヶ原を更に下っていくと、この竜頭の滝の上部の流れに。
最後に、ここの茶店でクリームあんみつを食べたのだけど、これが絶品!
へ~、観光地の茶店も侮れないなぁ、と。
ただ、「竜頭の滝」というシロップが掛かっているせいもあるかな?(笑)
これにて『夏の奥日光3部作』、終了。
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※今回の『夏の奥日光3部作』は、【何度でも行きたい心の地:栃木の奥日光】のカテゴリーに収録しています。他の編もどうぞご覧下さい。