2025-03-23新・東京漂流
府中市郷土の森博物館は、梅園を含め、とても素晴らしい施設
この施設へ行くのは今回が初めて。今年はどこへ梅を見に行こうかと探していて見つけたのだった。
武蔵野線の府中本町駅から歩いて行けるのがいい。しかも大半が遊歩道で、快適そのもの。
「府中市郷土の森博物館」という名称だが、展示室やプラネタリウムのある本館の周りは広大な公園になっている。初めての所は、いつでもウキウキだねぇ。
それでは見ていこう。
風の穏やかな日を狙って行ったので、園内は「春爛漫」真っ盛り。梅もちょうど見頃だ。
僅かな起伏があるものの、ほぼ敷地は平らなので、とても歩きやすい。
梅の良さは桜と違って、白から赤へと変化するその絶妙なグラデーションと、その上品な香りだろう。
まずは白梅。これは『入日の海』という名が付いていた。ネーミングに想いを馳せるのも楽しみの一つ。
そしてピンク。名は『世界の図』。……、ん~、これはまた面白いネーミング。様々に変化する総合力があるっていう事かな?
ピンク色の青空との対比に、なんと映える事!
しだれ梅も見事だ。特にこの府中市郷土の森博物館は、しだれ梅がとても多く充実している。
木の根元に、ぐるりと取り巻くように生えている青い花とのコントラストがいい。ワスレナグサかな?
そしてこの府中市郷土の森博物館、梅や花だけじゃなくて、自然の景観を模した様々な演出があって飽きが来ない。まずは滝。
更に園内には、幾つもの移築した昔の建物も。これは旧府中町役場。
こんな水車小屋も。他にも幾つか移築した古民家があって、とても楽しめる。
極めつけは、この大きな人工池。30分ごとに噴水と蒸気が沸き上がり、虹が姿を現す。
陽が高い時は低く、橋のように180度に架かる。
そんな訳で、梅を中心に、一日という貴重な時間を、思う存分堪能できた。
それにしても梅は枝ぶりの造形もいいねぇ。力強いオブジェの様だ。
この府中市郷土の森博物館、紫陽花も素晴らしいらしい。施設自体も気に入ったので、是非またその頃に再訪したいと強く思ったのでした。