あしかがフラワーパークの藤に、幽玄な日本的情緒の粋を見る

先日、久しぶりに「あしかがフラワーパーク」に、藤の花を見に。GWはもの凄く混むだろうから、その直前で。

今や、外国人も多く訪れる程の超人気パーク。GW前なのに、既にかなりの人出。それでもゆっくりと楽しめました。

園内はまさに、藤、藤、藤のオンパレード。

しかもツツジも咲き誇り、色彩の何とも華やかな事！
ただツツジはどこでも見られるという事で、今回は日本一とも言える「藤の花園」に照準を絞って。

この圧倒的な「集積」の美学。

やはり藤の花は、どの花とも違う、極めて個性的だと言える。

そして、このパーク最大の目玉「大藤」も健在だ。

更に「うす紅藤」も、また違った情緒があって、いい。

むらさき藤が「パワー」なら、うす紅藤は「はかなさ」だ。

「清々しさ」も感じられる。

でもやっぱり藤らしさと言えば「むらさき色」かな。

この人形とのコラボもいいねぇ。

あしかがフラワーパークの最大の魅力が、ライトアップで見る「大藤」だ。

そして、いよいよライトアップの開始。

やはり、このパークの良さは、ライトアップで時の移ろいと変化を感じられるトコロだと思っている。日中だけだと変化がなく、ちょっと単調な気がするし。。わざわざ遠出するには物足りないかな、と。

薄暮でまだ明るい内は、トワイライトなプラチナタイム。大藤もまた違った表情に。

さあ、ここからが「時の旅人」になれる貴重な時間。

不思議な奥行きと、印影を感じられる。

完全に暗くなる前に訪れる、一瞬のコバルトアワー。僕の大好きな時間帯だ。

藤の存在感が、更にクローズアップされ、

シュールな空間が創出される。

やがてコバルトな空間がインディゴに変わり、

更に大気はプルシャンブルーに。

何とも妖艶だ。

ラストは漆黒の空間で、

「時」を揺らぐ……。

どうでしたか？　毎年とはいかないにしても、２年か３年に一度は訪れたいパークです。

◇　◇　◇

前回訪れた時の様子も以下にアップしてあります。
【あしかがフラワーパークで、藤の花の妖艶な存在感に圧倒される】

更に、秋から冬のかけての「光の花の庭」というイベントの様子も。
【あしかがフラワーパーク｜花のイルミネーションが独創的でいい】

是非併せてご覧下さい。

◇　◇　◇