2025-05-29フィールド&昆虫館
カラスアゲハの撮影のリベンジに、小下沢林道に1年越しで再び
さあ、季節はまだギリギリの5月。一年の内で、一番爽やかな時。猛暑に入る前の、貴重な陽光を浴びての、直近(5/16)で行った至福の山歩きだ。
ちょうど昨年、同じ季節にこの小下沢林道を歩いたのだけど。その時、一番出会いたかったのがカラスアゲハ。最後の最後で、花に止まるベストタイミングで見れたのだけど。。
ただ、バスの時間が差し迫っていたので写真に収める事はできず。。今回はそのリベンジという事で。
林道の入口からゆっくり歩いて約45分ぐらいで、このちょっとした広場と作業小屋がある。景信山や別のルートに入っていく分岐点でもある。昨年はここで引き返したので、今年は更に沢に沿って歩いてみようかと。
出会ったハイカーの人に聞くと、沢はこの先ずっと続いていて、最後に峠に出て、そこで終わっているという。
『よし、行ってみよう!』 初めての道は何が待っているか、ワクワクするねぇ。今年は作業小屋までの道のりでは、余り蝶に出会えなかったので、なおさら。
昨年(5/24)は沢山いた、テングチョウやカワラトンボもいなかったし。。昆虫観察で見れる種は、たまたまのタイミングもあるけど、一週間ズレるだけで全然違ってくるよね。
道は程良く狭くなり、林道というよりは緩やかな山道だ。
おっ!ちょっとした滝があった。瀬は所々たっぷりあって、水飛沫を上げ、せせらぎの音色を奏でてくれている。でも、これはもう「滝」と言ってもいいよね。
しかもより深く分け入っていくので、このハンミョウの多い事。日本一美しい甲虫だ。
ピョンピョンと飛び跳ねて移動するのかと思っていたけど、シュルシュルと、まるでカゲロウのように飛んで移動する。今回初めて知った。
そしてよく会うコミスジ。地味目で沢山いるチョウだけど、人の気配を気にする事無く飛んでいるので、健気で可愛らしい。
羽を閉じた時の方が、綺麗かもしれない。
更にアオスジアゲハ、と。
そして今回一番びっくりしたのが、この野生の藤の大木。
丁度、あしかがフラワーパークの藤を見に行ったばかりだったので、このように咲く、天然自然の藤もいいなぁ、と。
歩いていても、藤の花びらが道を藤色に染めてくれ、なかなか風情がある。
で、今回の最大の目的:カラスアゲハは何処に? このクロアゲハは頻繁に見れたのだけど。。
これはクロアゲハの亜種:オナガアゲハ。繊細なモノトーンの翅脈は、これはこれでとても美しいのだけど……。
道はどんどん狭くなり、完全に山道だ。そして開けたチョウ観察にはもってこいの場所があった。
ただ飛んでばかりで、なかなか止まってはくれない。。ただこの時点で、目視で完全にカラスアゲハだと確認!
結局、最後まで止まってはくれなかったけど、すぐ近くを緑青色の輝きで飛び回る姿は本当に美しかった。
更にウスバシロチョウも何羽も確認。こちらも残念ながら止まってはくれなかった。。
作業小屋からゆっくり歩いて1時間半ぐらいかな。本命のカラスアゲハ、滝と藤の大木に出会えた、今回の小下沢林道でした。
◇ ◇ ◇
※ワンポイント 実は今回、あと2種のチョウにも出会えたらいいなぁと思っていた。
それは「アオバセセリ」と「スミナガシ」。両方ともここで見れるようだけど、僕はまだ野生では見ていないのです。。結局今回は出会えなかったので、また来年にリベンジするとしよう。
※昨年の分は、以下でご覧下さい。
※カラスアゲハに関しては、以下でアップしてあるので是非ご覧下さい。
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