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2020-09-23ジープ島(奇蹟の島)

光と水と風とジンと。【ジープ島 イントロ南へ】 

ジープ島のプロモーションを始めて22年の歳月が流れました。
僕にとってもカケガエのない大切な島。現在はコロナ禍でまだ渡航ができない情況だけど、早くまたあの美しい島に上陸できる事を願って。。

 

で、今回は、ある年に帰国した時に書いた文章。
その時の気分がとても良く表現されているので☆[゜ー^]

 

この島に来ると、毎回なのだけれど、思考力がほとんどゼロになってしまう……。
他の地を旅している時は、「ここも見てやろう、あそこも覗いてみよう、さて明日はどうしようかな?」な~んて、ケッコーまめに計画を立てるのだけど。。

 

でもここでは、何か「ポカーン!」と思考なんてものは、限りなく続く海と空の忘却の彼方に忘れ去られ、ボンヤリとただ『あー、風が気持ちいい!』なんて言いながら雲の形に見入ったり、海に入って、人間である事すら忘れて魚になって泳いだり、貝ガラを拾ってきて『これキレイでしょ^^』なんてやっている……。

 

これは実際のところ言葉にするのは難しいのだけど、何かフワフワと、とっても気持ちのいい感覚なのです。ちょうどいい感じで酔っている時の状態?
『あっ! 俺、今少し思考力がなくなってるなあ、へへへ^^』と自覚はあるのだけど、その感覚を楽しんでいる時のような・・・ね。

 


光と水と風と・・・。ジャコメッティの彫刻のように、全てを削ぎ落としていったら、これだけが残った。

それが一番気持ちがいいし、一番根源的なような気がする。この島でそれに気付かされ、結局、僕の主宰するクリエイティブ会社のスローガンにも掲げたほどだ。

 

「光と水と風のようにイメージを創造していく」・・・今のセチガライご時世では、とても浮世離れしたスローガンだけど(笑)、、でもこの島のおかげで、その一番大切なことに気付けたと思っているのです^^

 


そしてこれにジンを重ねてみる。今回も酒を持ち込み、基本がシングルモルト。
当然モルトをじっくり味わおうと思っていたのだけど、意外や意外。
今回ばっかりは、不思議と「ジン」の気分だった・・・。これも理由なんてものはない。
たまたま「今回のイメージはジン!」……。それでいい。

 

カナダなんかでビッグトラウトを狙う釣人がよく使う言葉に「ジン・クリア・ウォーター」というイカした言葉があるけど、ここでもそれが、すっぽりと「ハマッタ」気がする。
太陽の光も月光も、スコールも風も、時間も空間も、全てジンのように透みきっていた。
そしてどこか青くさく、カラッとドライで、スコーン!と抜けたような単純さが似合っていた。

 

「いいモルトは人生を語れるけど、いいジンは気分を語れる」ってね^^

 


さて、今回はイントロとしてオムニバス風に、昼から夕方、夜から朝にかけての「島の旅生活」の、1日の流れを追っていこうと思う。
それもできるだけ抽象的に、写真を主体にして、「気分」をお伝えできればいいなあと思う。
光と水と風とジンの気分を・・・。

 

1)波の曲は永遠に終わらない

打ち寄せる静かな波の音、椰子の葉ずれのサラサラとした音色、小鳥たちの美しいサエズリ……。
24時間これにさらされていると、不思議な酩酊の状態になる。そしてもうそれだけで幸福感に浸れるのです。
後はただボーっとしていればいい。こういう旅のスタイルも、たまにはいいものです^^

 

2)水の惑星の懐に抱かれて 

気が向いたら海に入るといい。 そこは本当に原色鮮やかでリアルな、真の地球そのものだから。泳げなくてもいいし、ダイバーじゃなくてもいい。

 

ここは流れもなく、沖へ持っていかれる心配もないので、ただプカプカとスノーケリングで浮いてればいいのです。まるで優しく海が包み込んでくれるかのように……。

 

3)伝説のような白い珊瑚礁へ 

そして気が向いたら、ボートで他の島へ遊びに行くといい。
そこには今だかつて見た事がないような、白く透き通った、もう一つ別の世界が広がっているのです。海の中も・・・。

 

4)毎日が朱のクライマックス 


今日はどんなふうに染まるのだろうか? そんな事が日々の楽しみ事^^
そしてさっそくグラスに氷を入れてジンを注ぎ、クイッっといこう!光と水と風の中で。。。
僕はこれ以上のBARを他には知らない・・・。

 

5)月と星々の声を聞きながら 


今回、島の滞在時では、1度もコテージの中で眠らなかった。
晴れている夜はビーチで、雨の降る夜はタープテントの下で。これが最高に気持ちがいい。
月が出ている時は月の光に見守られ、星が出ている時は星の光に癒されながら……。

この「眠り」こそ、この島「ならでは」なのです^^

 

6)水晶のような朝を迎えて 

そして毎朝キッチリ4時頃、心地いい波の音とともに目覚める。日の出どころか、朝焼けに染まるのもまだこれから。でも、僕はこの時間帯が一番好き。
夜のケダルサの取れた、鳥や犬たちもまだ眠りについている、硬質で蒼い真空のような時空間 ……。
それは、この星そのものがゆっくりと覚醒していくかのようにも感じられる。

 

「しゃくなげ色(蒼)に黄昏れる」と歌われる尾瀬……。そう、まさしくあの色だ!
あの蒼が見たいがために、何度も通った尾瀬・・・。
でも、この島での夕暮の黄昏は、山と違い、ダイナミックに朱に染まり、その後訪れるコバルトの時間帯はほんの一瞬なのだ。
だから僕はこの早朝が、ここでの「しゃくなげ色」だと思っているのです・・・。

 

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