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2021-12-26新・東京漂流

冬の町は静かに呼吸する【かつての地元:小石川の散策】

板橋区に住んで今年で丸9年。その前は文京区の小石川に13年間住んでいたのです。それで、たまにフッとその時の郷愁を求めて「帰って」みたくなるのですねぇ。

 

今回はそんな「気分」を語ってみましょう。ここに住むキッカケになったのは、何といってもすぐ近くにある小石川植物園。もうこれがなければ、キッカケもなかったというぐらい大好きな公園。

 

そして、どこかしっとりとした落ち着きと歴史を感じさせる土地柄。作家の泉麻人氏が、いみじくも『文京区は東京の京都だ』と言ったのも頷ける。そんなムードをここで表現できれば。おそらく「東京」のイメージが、少し変わるかもしれませんねぇ。

 

そして実際にそこに住んでいると、意外にそこの良さを見落としている事ってありますよねっ(^。^;)
例えば以前に行った宮古島で、地元の人とこんな会話をしたのでした。

 

『これだけ近くに綺麗な海があるなら、けっこうスノーケリングで海に入る事が多いでしょう?』と僕。
『いや~、私ら地元の人間は、ほとんど海に入らないのですよ。』 『え~!!もったいない!!!』と、こんな具合に。

 

キラキラと熱帯魚がすぐそこを泳いでいる環境で海に入らないとは、ダイバーの僕からすればビックリ!なのだ。(@_@;)

 

・・・でも何となく分かる。。あまりにも近いと、そのありがたみに、意外と気付かないものなのかも。。僕もこの小石川で暮らした13年間。その間、ジープ島や北海道にハマリまくったり、まだ見ぬ地を旅する事ばかりを考えていた。

 

そんな中で、5年目にして東京レトロの「谷中」、7年目にして東京アカデミズムの「上野」の面白さに、ようやく気付いたのだから(笑) では小石川は? ん~、、ゆったりとしたペースを感じるから、「東京スロー」かなっ☆[^ー゜]

 

「日常」というややもすると、弛緩し退屈な時空の中、「どこか別の新鮮な場所」に憧れるからこそ旅をする。
でも国内外を旅していると、そこに住む地元の人達がその土地を愛しているという事に、とても「うらやましさ」を感じるケースも多かった。それを自分に当てはめてみれば、、ん~、納得!(≧∇≦)

 

いつもフレッシュで新鮮な気持でいる事。そして世界は見る視点を変える事によって、新しくキラキラと輝き始めるという事。。

 

そんな事を想いながら、超旅好きの僕は、マンネリズムにはまらないよう、これからも「日常と旅の往復運動」を続けていきたいと思うのです♪

 


まずは小石川植物園をそぞろ歩きする。冬の光の爽やかな粒子は、キラキラと木々を照らす。☆.*°
そして元々あった自然林とその地形を色濃く残すここに佇むと、フッと信州のどこかへ来たような錯覚にとらわれる。

 

近くにある、庭園として人工的に造られた後楽園や六義園では絶対に味わえない感覚だ。ここがある事で、この町はとっても潤っている気がする。季節を全身で感じ取れるという点で♪

 


葉を落とした冬の木の姿が好きだ。全てを削ぎ落とした、彫刻のように研ぎ澄まされた造形。。外側を見るのではなく、哲学的な思索を伴なった内側の本質を見てるような気がする。透視された血管や骨の構造を見るように・・・。

 


この季節は、日中でも陽が斜めから差し、大地に長い影を落とす。「冬の気分」とは、内なる宇宙に向かう視点。それは、事物の本質に思考が向かう。想像や表層よりも、そこに秘められた実体。。

 

冬とは思索の季節なのだ。☆彡

 


秋を引きずり散り遅れた黄葉も、春に向かい咲き急ぐ梅の花も、「冬」という季節に同時に宿る。
季節の移り変わりは、ゆっくりと、、そして早い。。

 


外国人の男女がじっくりと木々を観察していた。1本1本、その種の意味を吟味するかのように。。
どこから来た人かは分からないが、フランス系と見た。あのファーブルのように・・・。

 


ん?5分丈の半ズボン。。陽だまりの暖かさもあるとはいえ、吐く息も白い真冬、、ちょっと口元がほころぶ不思議に微笑ましい光景。。なんかいいシーンだなぁ^^

 

どんなカッコをしようと、欧米人特有の「個人の自由だ」という♪

 


そして、「骨貝(ホネガイ)の化石?」を発見!(笑) 偶然というタトゥ。自然の描く抽象絵画。。

 

植物園を後にし、ゆっくりと播磨坂を登っていく。

 


ここは僕の大好きな坂。静かで繊細な落ち着きがある♪

 


そして、ちょっとパリっぽいムードもあるのだ。

 


どこか哀愁を帯びた冬という季節が、更にそれを助長している気がする。

 


歩道から見える、さりげない窓の光景。積み上げられた美術全集。。ちょっといいシーンだと思いません?☆[^ー゜]

 


白い壁は、時にはキャンバスにもなる。美しい絵だ♪
タイトルを付けるとしたら、『ある晴れた冬の日の、心地良い空白の午後』かなっ^^

 


そして、茗荷谷付近の公園。石畳が、とてもいい空間の広がりを創っていた。

 

ふと、「犬と人」のちょっといいシーン。
どうという事もないけど、冬の陽射しは、何かさりげない一瞬の小さなドラマを語ってくれる。。

 


こんな看板も近くにあった。要するに、犬好きなんだよねぇ、僕も(笑)

 


『ん?』と思ったら、マバタキをするようにシャッターを押すのが三輪流。☆彡
古いものと新しいもの、それらが入り混じった時、不思議と心地のいい町の混沌と調和を生み出す。

 


これは、今回一番気に入ってる一枚。何とはなしに見つけた、ただの使わなくなったオフィスのドアなんだけど。。この風化具合と空気感が洒落てるよねぇ♪

 

どこか、アメリカのサンタフェを感じさせる。。言い過ぎ?(笑)

 


小石川近辺は坂の多い町だ。その中でも、最もレトロっぽさを感じさせる菊坂を歩いていく。古い家並みや店が残っているんだよねぇ。明治創業なんていう魚屋や豆腐屋もあったり。。

 

こんなところも、この町の良さなんだなぁとつくづく思う♪

 


極めつけは、この金魚坂。もちろん金魚を売っているのだけど、金魚の釣堀があったり、カフェがあったり、とってもユニーク^^ 不思議な「まったりずむ」が漂っているのです。(´_ゝ`)y-~~~

 


今回はここまで。次回は店の中とか、ご当地グルメとか、もう少しディープに迫ってみるのも面白いかも♪

 

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