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2023-02-24雪景色:ホワイトーン

東京で雪が降ると、まるで「異次元」のような白世界に豹変する

今回は今しかアップできないタイムリーなネタで。

 

先日の2月10日、全国的に強い寒波が押し寄せ、東京でも僅かながら雪が降った。ほとんど積もらず、すぐに溶けてしまったけど。。

 

その時、僕も自宅の窓からシンシンと雪降る光景を眺めていた。いいねぇ、とてもシュールで不思議な情緒を感じる。
雪深い地域に住んでいる人にとっては、どうという光景ではないかもしれない。でも年に一回降るか降らないかの東京では、これはもの凄い「天空のエンターテイメント」なのだ。

 

普段見慣れた景色が、刻一刻と白一色のハイパーな銀世界に変貌していく……。

 

せせこましくガチャガチャと、ヨーロッパの町並に比べると、およそ美しいとは言えない東京の都市景観。。それが全く別の景色に変わっていく様は、何と壮大で見事なんだろう!(@_@;)

 

僕はこの日が「東京が一番美しく見える時」だと思っている。自然の雪化粧も美しいけど、都会の雪化粧は更に美しい。

 

『降れ、どんどん降れ! 全てを覆い、全てをその白い綿で埋め尽くしてしまえ!』

 

当然この大雪で、慣れていない都市部では、様々なマイナスの影響や事故も起きるだろう。僕も買い物は自転車で行くしかないので、もう滑って危ない、危ない┐(‘~`;)┌
更に、今日打合せで人が来る事になっていたのだけど、この雪で足止め。締め切りが迫っている仕事では、このロスタイムは大きな痛手だ。

 

でもそんなものは、後で挽回すればいいのだ。それよりも滅多に訪れないこの「スペシャルな雪の日」を、壮大なイベントとして堪能しようじゃないか!(^-^)/

 

誤解を恐れずに言えば、アートの本質と役割が「日常の異化」だとするなら、この日だけは自然現象が創り出す大スケールのインスタレーションだ。

 

「包むアート」で知られる作家:クリストのコンセプトを当てはめてみれば、雪で都市を覆い尽くす「自然界のアート・パフォーマンス」と言っていいだろう。

 

ん~、なんと壮大で巨大な規模だろう。いつまでも、いつまでも眺めていたい…。(´_ゝ`)

 

東京で30cmも積もった、メモリアルな大雪の日 (2018年1月22日)

 

今から5年前のこの日も、とても印象に残る日だった。この時の様子は『絶対に記録として残しておきたい!』という事で。

 


雪が激しく降ってきた。窓から見える景色が一変する。

 


思わず窓を開けて、そのシーンに釘付けになった。

 


何てシュールなのだろう…。

 


視界を全て白一色に埋め尽くす。

 


木々も白い化粧をしたかのよう。

 


そしてすぐ隣の公園では、何とこの寒風吹きすさぶ猛吹雪の中、子供たちが雪だるまを作って遊んでいるではないか!
これは同時に、「子供が一番可愛く、妖精のように見える瞬間」でもあると思っている(笑)

 


我が家のルーフバルコニーも、ご覧のような状態に。

 


夕暮れは雪の反射で青白くく、そして美しく。。

 


刻一刻と暮れなずむ様は、いつまでも眺めていたい光景だった。

 


更に夜。テーブルの上の積雪は30cmになろうとしていた。

 


そして迎えた朝。僅か一日の一瞬の出来事だったけど、とてもメモリアルな日だった。

 

東京が濃霧に包まれた、アメージングな朝の光景 (2016年11月20日)

 

それともう一つ。6年前のこの日、こんな光景も目撃した。

 


『ハイパー・ホワイトスクリーン in 東京』とタイトルを付けよう。

 


ふと窓を見ると外が妙に白い?『あれっ??』っと思って窓の外を見ると、な、なんと霧だ! 一面、霧の世界に包まれている。。これは珍しい!(@_@;) 東京で霧が発生するなんて!

 


東京生活は長いけど、ほとんど過去に見た事がない。あったとしても、ほんのちょっとだ。それがこの日の霧は、視界をすっぽりホワイトアウトさせるぐらいの強烈なものだった。。

 


僕が夏の高原に魅了されているのは、この霧が多い事に負うところが大きい。視界を一瞬の内に異化させ、通常の奥行き感覚を麻痺させる。それは自然界のトリックスターだと言ってもいいだろう。

 

これまでも、どれほどこの進行形の「幻想絵画」に魅せられてきた事か…。

 

それがこの日、東京でも見れたのだ。自然の中と違い、コンクリートジャングルの灰色の建物群が、COOLに幻のように浮かび上がる。

 

「ホワイト・アーヴァン・ディ」とも言うべき、とてもシュールな一時だった。

 

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