2020-10-16信濃追分・夏の流れ旅
緑青色に煌めくペンション。【信濃追分の旅 02・ゼフィルス八番館】
美しく輝く貴重種:ミドリシジミ類の事を、ある種憧れの気持ちを込めてゼフィルスと呼ぶ。
生息地と発生期間が限られていて、なかなか見る事は難しい。
昆虫好きの僕ですら、まだ野生の状態では見た事がないのだ。
緑の草地の中で、緑のキラメキ。それはとても神秘的だろう(@_@;)
不思議だ……。
青い水中の中で見る青い魚も、同じように他の色の魚よりも遥かに美しいのだ。
例えばナンヨウハギやソラスズメダイ、インディゴハムレット等々。
これこそ、色の持つ「魔性」の部分なのかもしれない。。
信濃追分で宿を探し始めて、すぐにこのゼフィルスという名のペンションに興味を持った。
しかも御影用水にも近く、奥まった所にありながら追分の中心地にも歩いてすぐ行ける。
ファミリー向けではない典型的なB&Bで、ここなら静かに過ごせるだろう、と。
ピンポ~ン! 大正解だった。
深い森の中にひっそりと佇む、まさにゼフィルスのような宿だった。
窓から見える緑のキラメキを持つ森が、一服の絵のようにも見える。
これがゼフィルスを連想させてくれて、一瞬で気に入ってしまった。
ご主人とも話をして、やはり『そこから名前を取ったんです』と少しハニカミながら、往年の昆虫少年のように応える様子にも、とても好感を持った。
お薦めの宿です(^-^)
※信濃追分の旅 03に続く。