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2020-12-22関東甲信(河口湖 etc)

雫(しずく)が落ちるように水音がする村♪【忍野八海】

10年ほど前の同じ季節。1泊2日で河口湖方面を旅した時の事。2日目は特に「ここ」へ行こうという、はっきりとした目的地はなかった。天気が良ければ、忍野八海のある村まで足を運んでもいいかな、ぐらい。

 

実際、旅に出て現地に立つと、何処に行きたいのかが、ス~ッと明確になってくる。
その土地の匂いを見にまとい、土地勘が芽生えるというか、頭の芯がスッキリするというか。
北か南か、東か西か、、導かれるように見えてくる。

 

自らの行動規範が、何の迷いもなくクリアーになる。これこそ、流れ旅の極意!

 

そして面白いなぁと思うのは、例えば山を歩いていても、目的地はいつだって「水」 。湖や沼であったり、川や滝であったり。
そう、旅人は常に水を追い求める。それも美しい水を♪

 

オアシスという概念を持ち出さずとも、水とは「心の開放と救済のシンボル」なのかもしれない……。

 

忍野村から忍野八海へ。

 


河口湖から電車とバスを乗り継いで、久しぶりに忍野村の地に立つ。ほんと久しぶり。
富士を仰ぎ雪化粧したこの地は、静かに、どこまでも静かに、穏やかな「雪光」に包まれていた。

 


湧き水が、富士を映し出す。風が穏やかで暖かな冬の陽光は、それだけで「一つの喜び」だ。

 


「日本昔話」の世界からポーンと抜け出たように、その小屋はただそこにあった。。

 


車輪の飾ってある風景が好きだ。時が止まっているような気がするから。

 


日本の原風景を感じる。このタンザクの意味が何なのかは、よくは知らない。
でも、心の中のどこかに仕舞われていた光景……。

 


木彫りの鹿も、「ニカッ!」と微笑む^^

 


かやぶき茶屋? 『ほ~』と、何かが閃いた!

 


コーヒーでも飲もうと、ぶらりと店に入る。

 


居心地のいい空間だった。ここのご主人と、かなりの時間話し込む。
『とってもいい店ですねぇ』と、僕。
『これが分かる人に来て欲しいんですよ』と、主人。

 

話は尽きない。。帰り際に『忍野八海、また来ますよ』と言うと、コーヒーはサービスするから、と。
旅の彩(いろどり)の一つが、地元の人との語らいだ♪

 


ふと、軒の氷柱(つらら)に目がいった。何て美しいのだろう……。

 


絶対的に色彩を削ぎ落とされたシンプルな白と、空の青との対比。それは、喜びに溢れた冬の色。

 


一瞬「宇宙的覚醒」を感じる。

氷の裂け目に現れる青は「グレイシャー・ブルー」と呼ばれる。 以前、カナダのコロンビア大氷河に降り立った時に、それを初めて知った。以来、僕の大好きな「ブルー」の一つ^^

 


光の屈折が織り成す、神秘の青……。

 


忍野八海のメインスポット、湧池に立つ。深い底に、引きずり込まれるようだ。

 


ユラユラと、ユラギのように青が揺らめく。 「風の形」が見える。
印象派の絵のように。*:..。o○☆*゚¨゚゚・

 


これは自然が創った氷の彫刻。タイトルを付けるとしたら「時間という雫」
それが発する音に、じっと耳を傾けていたい。。

 


やがて、黄昏に染まる色彩の変化が、旅のエンディングを彩る。

 


小屋は、まどろみの中に溶けていく。

 


忍野村はゆっくりと「水音」の中に沈んでいく。

 


月の雫(しずく)を抱いて。

 


そして旅の終わりは、いつも月と共に……。

 

今、東京の自宅で寒さに震えているけど、 『美しいものの半分は寒いところにある』が僕の持論。
「南の島」をこよなく愛する自分でも、そう思う。もちろん寒いのは苦手なんだけど、ねっ(笑)

 

で、 『満月の頃に合わせて旅をする』というのが僕の旅の理想のスタイル。
色んな理由があるけど、まず物理的に月から様々なパワーをもらえるよね。

 

それに今回だと、夜の富士もくっきりと見えるし、忍野村のエンディングでは、最後まで見守ってくれてるような、そんな旅の同行者のようにも感じる。

 

正直、不思議とこの忍野八海の旅では、全くと言っていいほど寒さの記憶が残っていない。。
やはり「月旅」にはパワーが宿るのかも☆[゜ー^]

 

公式サイト【忍野八海】

 

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そんな旅のエキスを、ここに沢山散りばめられたらいいなと思います。そして見に来てくれた方の、何か、これからの「旅のヒント・キッカケ」になってくれれば、と。

 

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