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2021-03-21福島の裏磐梯

水面のターキッシュ・ブルー、その魔法の色【裏磐梯・五色沼】


崖を少し下って目に飛び込んできた「青」にハッ!とした。まるでキャンバスに描く前に、絵の具のチューブから絞り出したばかりの鮮やかな「セルリアンブルー」。どこか非現実的で鉱物質的顔料の「生」の色。。

 

それは湖沼というものが潜在的に持っているイメージだ。浮世離れし、現実から遊離し、長い長い時間そのものが色となって溶け込んだような。。そして、ひっそりと時空を超えた「神秘」そのものの色なのだった……。

 

古来から湖沼には様々な伝説が生まれる。それもそんな神秘性によるものだろう。

 


そして、旅先で何度も考えた事がある。山を歩く時の計画では、必ず目的地(折り返し地点)になるのが湖沼なのだ。(場所によっては湿原の地糖に)

 

この必然性は面白い! もちろんピークハンターで山頂を極める場合は例外かもしれないけど。。でもその場合でも、見下ろす下に湖沼があるケースが多い。

 

これは、オアシスを求めてひたすら砂漠を歩く時の感覚に似ている。やはり「水」を求めて人は行動しているのだろうと……。

 

裏磐梯・五色沼は、何度行っても飽きない観光スポットだ。

 


この裏磐梯は、おそらく山では奥日光、霧ヶ峰と並んで一番行っている回数が多い所ではないだろうか。大小無数にある湖沼群の充実度は、ちょっと他では味わえないモノ。

 

そしてこの五色沼は、この地のシンボルのような存在。

 

素朴な山道を往復2時間程かけて巡るコースの中に、中小の沼が10個ほど点々と。それぞれの沼の色が、五色どころか時間の推移を合わせると、無限の色彩を放ち、変化していく様子が僕の大好きなトコロ。

 


そして原生湖を素のままにし荒らさないという事で、ほとんどの沼には直接足を踏み入れられず、遠目に見るトコロも神秘性が増し、とってもいい配慮だと思う。

 


何よりもその色だ! 太陽の差し込み方によって刻々と色を変えていく。ある時はハッと息を呑むほどの美しい瑠璃色を放つ。

 


このアングルを「遥かなる向こう側の瑠璃の世界へ」と名付けてみよう。

 


そして樹木の間から、まるで「天然のリース」のようにその神秘な色彩を覗き込む事ができる。

 


この日はボートにも乗って、湖面の一つに浮かんだ。

 


何か、引きずり込まれていきそうだ。。

 


ボ~ッと、その造形と色彩を見ていたら、あっという間に1時間経ってしまった。

 


ん?何か茶色い奇妙な生物が、ヒラリヒラリと目の前を。一瞬重力から解き放たれて、別の天体に居るかのような不思議な感触(@_@;)

 

それはカワラトンボだった。ハグロトンボは近場でも普通に見かけるけど、これはちょっと珍しい。面白いもので、最近とみに昆虫達が何か「宇宙的生命体」に見えてくる。

 


そしてこの鯉。実はこの「ハートマークの鯉」はガイドブックにも載っていて、存在は知っていたのでした。全く初めての発見だったら、もっと感動モノだったけどねっ(笑)

 

ユ~ラユラ、ユ~ラユラと泳ぐ鯉。なかなか左側のお腹を見せてくれない。『えっ?なんでみんな僕の事を見てるの?』みたいにヒョウキンな顔付きで、なかなか愛嬌のある鯉でした(^◇^)

 


やっぱり沼はいい。時間と共に様々な表情を見せてくれるし、様々な生き物も観察できる。そして不思議なインスピレーションをもたらしてくれる。

 


思えばこの裏磐梯、少年時代にも何度か訪れている。それもあってか、その甘酸っぱいノスタルジーを強く感じる地として、しばらく毎年のように通っていたのです。

 

何故これ程までに、湖沼に魅せられるのか?
例えるなら、海が「太陽」なら、湖沼は僕にとって「月」なのかもしれない。。

 

それは、万人が知り、美しさを賞賛され、誇らしげに咲く薔薇が太陽なら、ひっそりと誰にも知られず、足元に震えながら咲く野草の花が月である事に似ている。

 

更に言えば、満開の桜の群像が海なら、たった一輪で一つの世界を形作るハスの花が湖沼。 どちらも好きだ。ジープ島のような太陽のような海に行けば行くほど、この小さくてマイナーで月のような「水の小宇宙」に惹かれるのです。

 


ターキッシュブルー=トルコ石の青。トルコには神秘的でスピリチュアルな「青の文化」がある。これまで、どれ程この青に魅了されてきた事か。。
以前、仲間を集めて活動していたダイビングクラブの名称もターキッシュブルーだった。

 

この青よ、永遠に……。

 


そして、「エメラルドの伝説」……そう、あの懐かしいテンプターズの、永遠の名曲をクチずさもう。団塊~ポスト団塊の世代の人なら分かるよねー。 へへへ。

 

-PS- 今回は、親カテゴリー「何度でも行きたい心の地」の最後の子カテゴリー。前回が雪景色だったので、ちょっと気分を変えて、たまには季節を先取りし、初夏の様相でまとめてみました。

 

当ブログNAVI コロナ禍で、ますます「ソロ旅」が注目される中、僕はもう数十年も前から、この「ソロスタイル」で自由気ままに旅をしてきました。
そんな旅のエキスを、ここに沢山散りばめられたらいいなと思います。そして見に来てくれた方の、何か、これからの「旅のヒント・キッカケ」になってくれれば、と。

 

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