2021-07-24福島の裏磐梯
裏磐梯・雄国沼のニッコウキスゲ、それはまさに桃源郷そのもの
猛暑の到来が始まった。温暖化の影響で、年々暑さが高まっている気がする。。こんな時こそ、夏でも涼風が吹く高原だ。そこへ気持ちをワープさせ、気分だけでも爽やかに。
という訳で、さっそく「心の地・裏磐梯」の第2弾。前回はメイン中のメイン:五色沼を取り上げた。そして裏磐梯に行ったら、必ず足を運びたくなる桃源郷のような沼もある。それが雄国沼。
ただ中心地から離れた登山口のバス停から、山道を片道2時間ほど歩かねばならない。そして交通の便の悪さがネックだ。とにかく登山口へのバスの便が極端に少ない。。
でもだからこそ、荒らされずに「昔のまま」が残っているとも言える。便利ばかりが良い訳ではないのだ。
最後に行った時は、帰りのバスの便のアクセスが極端に悪く、結局、登山口までTAXIに迎えに来てもらう事に。まさに離れ業。それでも行く価値のある沼なのです。
今回は時期を少しずらした2部構成で。その変化をお楽しみ下さい。
6月中旬の雄国沼は、思わず笑みがこぼれる、赤・黄・白の花の競演だった。
僕が最初に裏磐梯のこの雄国沼に行った時の印象は、未だに鮮烈に脳裏に焼き付いている。それが6月。
ニッコウキスゲがまだ咲く前の時期。レンゲツツジの赤と、コバイケイソウの白との紅白のハーモニーが素晴らしかった。それは今まで見たことがないような色彩の世界だった。
そしてそれをもう一度見たいと思い計画したときの様子が、これ。時期がちょっとズレただけでキスゲが咲き始め、また違った世界になったけど。。
レンゲツツジがまだ残っている中にニッコウキスゲが混ざり、そこにワタスゲとコバイケイソウが加わる、まさに赤・黄・白の競演。
大自然の中で、季節ごとに自由に咲くワイルドフラワー達。それは何ものにも変えがたい「幸福感」を生む。
このレンゲツツジとキスゲの競演は、この沼が最も華やかになる時に違いない。
7月中旬の雄国沼は、全てがニッコウキスゲに覆われ、まるで黄色の絨毯を敷き詰めたよう。
この時はニッコウキスゲの群落に照準を絞り、計画を立てた。そしてその期待に見事に応えてくれた。この時の季節は前項より後だけど、行った時の年度はかなり以前で、訪れるゲストもまだ少ない時だった。
沼の近くまでようやく来て、高台から見下ろす光景。『お~、あれは!』強烈な期待感が込み上げてくる。
一面、ニッコウキスゲが覆う、7月中旬の一瞬しかない奇跡のようなシーン。
だから同じ黄色とはいえ、春の低地で見られる菜の花畑とは全く違うテイストなのだ。
そして夏場でも爽やかな高原ならではの、涼風を浴びる皮膚感の喜び。
しばらく目を閉じても、このシーンしか浮かび上がってこない。それほど瞼の奥に焼き付けられたのだった。。
そしてこの時行って、改めて思った。
この裏磐梯の雄国沼は、少なくとも僕にとっては、日本の中ではベスト1の沼だと。これに近い秘境感とサイズなら、尾瀬沼、八幡沼あたりもいいけど、それでもなお。。
その理由を挙げていくと長くなるので、今回は一つだけ。
隔絶された神秘さの中にも、明るく伸び伸びとした「たおやかさ」が共存しているから。写真からそれを感じてもらえれば(^◇^)
ここは「小さな国=小国=雄国」から名前が来てるほどの、もう一つの隔絶された世界「別の国=桃源郷」なのです。
※関係カテゴリー紹介
何度でも行きたい心の地【福島の裏磐梯】としてまとめてある、僕の大好きな場所のフォト日記の数々です。是非ご覧下さい。
そんな旅のエキスをオモチャ箱のように、ここに沢山置けたらいいなと思います。そして見に来てくれた方の、何か、これからの「旅のヒント」になってくれれば、と。
ジャンルが多岐に渡るので、スマホなら下方の、PCなら右サイドの「カテゴリー」を上手に利用し、是非気になるページを見て回って下さいね。ブログ全体を時系列で見るには【ブログ一覧】が便利で見やすいですよ。基本週1~隔週で、土日の週末に新作を入れてます。
詳しい当ブログのコンセプトは【ソロ旅の新たな形を】にまとめてあります。
そして【コンタクトページ】からお時間があれば、この「旅のフォト(写真)ブログ」の感想をいただけると作者としても嬉しいです。必ずお返事いたします。