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2023-01-31北陸・近畿 (弥彦神社))

金沢を桜の季節に旅し、兼六園、茶屋街、白鳥路を訪ね歩く

この時の旅のテーマは、まずは「桜」だった。この国の情緒を最も具現化している「風流」を、さて何処で味わおうか?
それも出来たら「散り際」がいい。桜の花びらの舞う、幻想的な空間に埋没してみたい。。

 

そこでターゲットを、まだ見ぬ古都:金沢に絞った。この「金沢」という街そのものにも興味があったからだ。桜の開花状況と天候を考慮しながら、徐々に旅の輪郭を固め始める。

 

とにかく天気の悪い所。。晴天率からいえば、釧路と並んで日本で一番悪いぐらいじゃないかな。(≧∇≦) 一日だけでいい、、少しでも晴れ間が出てくれれば・・・。

 

そんな計画を立てている内に、ふと富山湾のホタルイカの事が脳裏をよぎった。一度見てみたいと思っていたのだ。すると、『ドンピシャ!』。まさにこの時期が旬!桜の開花に合わせるように、僅か一ヶ月にも満たないこの時期にしか見れないという。。

 

『オ~!何というグッドタイミング!!』。旅はこうじゃなきゃあねっ☆[゜ー^] その時にしか見れない「旬」こそ、旅の醍醐味♪

 

旅から戻ってみて、コーディネート的にも、改めて内容の濃いものになったと思う。3泊4日の行程はこうだ。

 

★1日目・・・上野から上越新幹線と特急はくたかを乗り継いで、富山のホタルイカの町:滑川に入る。すぐ近くの魚津では蜃気楼が見れるのだけど、この日は無理という事で断念。。そこで1泊し、早朝というか真夜中の2時過ぎに漁港に集合。観光船に乗って水揚げの現場に行って、その神秘の光を見る。

 

★2日目・・・早めに金沢に移動し、レンタサイクルで桜の舞い散る街中を、これでもかっ!っていうぐらい走り回る(笑) 兼六園、金沢城、3つの茶屋街、21世紀美術館、市場、路地裏、白鳥路、そしてピピッとアンテナに触れた所と・・・。
この日は快晴で、とにかくウキウキと活動的に回れた♪ 

 

★3日目・・・同じく金沢巡りなのだけど、午後から雨模様のどんよりとした天気。 ̄○ ̄;)
こんな時は「インナー!」とばかりに、興味があった土地の作家、「泉鏡花」の世界に触れようと、記念館でどっぷりとその耽美的世界に浸る。

 

★4日目・・・もうこの日は一日雨。。能登にも足を運びたかったのだけど諦めて、こういう時こそ、「その土地にしかないディープなインナー!」という事で、富山市に向かい、県立の近代美術館と科学博物館をたっぷり鑑賞。
これは両方とも、素晴らしい内容だった! そのまま夜には来た道を辿って帰路へ。

 

ホタルイカに関しては後日にアップするとして、今回は金沢という街の個性ある「イメージ」を表現できればと。

 

白鳥路を始めとした、桜の花びらの舞う金沢という街の気配

 


まずは駅前からスタート。初めての街を見て回ることの、何とウキウキと楽しい事♪ しかもフットワークのいいレンタサイクルで。古い建物が数多く残っていて、そこに新しい物が入り混じり、とても奥行きのある「いい街」を形成しているなぁと☆[゜ー^]

 


発想も自由で、しかも美的でもあり、伸び伸びと暮らしている印象を受けた^^

 


ちょっと路地裏に入ると、こんな昔の店も残っている。

 


そのすぐ近くに、「和モダン」ともいえる面白そうなBARがあったり、


⑤ こんな斬新なBARもあったり。

 


ホッと落ち着ける、白鳥路という遊歩道。ここが特に気に入った^^
写真では分かりずらいけど、風が吹くと、桜の花びらが、それはそれは幻想的に雪のように舞うのです!・゜゚・*:.。..。.:*

 


しばし心を浮遊させてみる・・・。

 


そして、ちょっと行くだけで広々とした川原があり、アルプスの白い山々が見渡せる。
この、コンパクトなエリアの中に「全てある」地方都市って、ホント魅力的だよなぁ♪

 


ほんの少し坂を上れば、こんな光景も^^

 


一度来てみたかった、21世紀美術館。美意識の高い、そして古いものと新しいものとの調和に優れた、金沢ならではのハイパーな美術館だ。

 


展示スタイルでも、それが感じ取れる。

 


そのすぐ近くに、静かな武家屋敷の小道があり、

 


活気のある市場が寄り添う。

 


なんか、いいよねっ^^

 


ガスエビという初めての海老を食べてみる。車海老と甘海老の中間ってところかな。
旬のサヨリは、さすがに東京で食べるものとは一味違うねぇ♪

 

兼六園は予想以上に、しっとりとした名園だった

 


そして兼六園。こういった有名な公園というのは、案外ガッカリさせられる所が多いのだけど、ここは良かった^^ 深い。とにかく深い。。そして陰陽の奥行きがある。

 


桜も葉ザクラになる前で、まだまだ見ごろ☆彡

 


散り際の良さは、この花びらの圧倒的な集積に現れる。

 


それは桜が語りかけてくれる詩情。

 


フッとした桜の横顔。

 


この兼六園に漂う、金沢という土地そのものの気配。

 


散り際の化身のような、つつましやかな小屋。

 


そして華やかな彩りと。。

 

茶屋街で、昼と夜の艶やかな情緒に浸る

 


いよいよ本命の茶屋街だ。金沢らしさといえばこの風情だろう。

 


素朴ながらも優美。

 


さりげなくも、天晴れ!

 


そして、何気なく問いかける美の概念。

 


茶屋街は、今も着実に息づいている。

 


見よ!この芸術的ともいえる佇まいを!! 

 


小気味いい程のバランス感覚だ。

 


そして少し坂を昇って、夕暮の街を眺めてみる。桜の花をシルエットにした空の桜色が、殊の外好きなのです。 それはイリュージョン的で、妖しくも優しい。。

 


日が暮れると茶屋街に灯がともる。

 


いいなぁ、この感じ^^

 


しばし、海の底に沈んでいくような感覚に包まれる。

 


「和」のマチエール。

 


月の道。

 


深海の中で、

 


桜は発光し、 

 


そして溶けていく・・・。

 

◇ ◇ ◇

 

呆れるほど忙しい日常をフッと抜け出し、心を遊ばせてみる「旅の時間」。。それは自分にとって、最も生きている事を実感する大切な時間なのだ♪

 

そして戻った後にも、ブログとして回想できる時間も同様に、ねっ。

 

◇ ◇ ◇

 

※関連カテゴリー紹介
エリア別国内スポットの【北陸・近畿】として、この地域を訪れたストーリーの数々を展開しています。是非ご覧下さい。

 

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そんな旅のエキスをオモチャ箱のように、ここに沢山置けたらいいなと思います。そして見に来てくれた方の、何か、これからの「旅のヒント」になってくれれば、と。

 

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