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2023-01-21植物園 Garden

小石川植物園で、冬のそぞろ歩き(冬の形、光の色、風の呟き)

今回はちょっと郷愁を込めて、以前住んでいた文京区の話。

 

実はこの小石川植物園、僕の住んでいたマンションのすぐ隣だったのです。23年ほど前に、ここに居を構える決め手となったのが、この静かな公園でした。それ以来、仕事で疲れた時などは、フッと「庭」のような感覚で散歩を。

 

特に何があるという訳ではないのだけど、その時々の光の色、季節ごとの花の香り、樹木の呟き、小鳥の囀り、蝶の舞い、、そんなものに触れるとホッとするのでした。

 

文京区という東京のど真ん中。谷中などの下町情緒が色濃く残ってるとはいえ、東京ドームがすぐそこという灰色のビルに囲まれたこのエリア。
でもこんな公園が、ひっそりと息づいているんですねぇ。そう思うと、ちょっと嬉しくなっちゃいます(^◇^)

 

特に冬。暖かな陽だまりを求めてブラブラと。。そんな日常的で地味なシチュエイションの中でも、フッと意外な発見をしたり、何かを感じる・・・。それがとっても喜ばしい事のように思うのです♪

 


広々と、冬の陽光に包まれた公園。 小石川植物園の正式名称は「東京大学大学院理学系研究科附属植物園」。
この名のとおり、古き良きアカデミックな香りがあって、とてもホッとする。

 

さりげなく散歩を楽しんでいる人影も。。静かに、あくまでも静かに・・・。

 


葉を落とした樹木の、力強く伸びていく枝ぶりを見るのが好きだ。まさに、冬の形!

 

これは、「スズカケの木」。樹皮の模様もとても面白い^^ 自然の中に、全てのグラフィズムが潜んでいる。。

 


静寂を演出するのが、この小鳥たちの囀りだ。時空を超えて、どこか山の中に来たような、心地良いイリュージョンすら感じる。

 


あちこちに小さな池がある。何てことのない、ささやかな池。でも、水に映る景色は、いい。心を遥か彼方へいざなってくれるからだ(´_ゝ`)y-~~~

 


カモ達が、嬉しそうに陽を浴びていた。深いミドリの揺らめきの中で。そして、水の波紋が「静かさ」という音を立てる。

 


冬に咲く花は、特別にいとおしい♪ ツバキ。。「花椿」という伝統的な言葉があるくらいだから、この花は日本人の心の中に、キリッとした象徴として深く根を降ろしている気がする。

 


枯葉のジュウタンの上を、一歩一歩踏みしめながら歩く。まさに、「哲学の小道」。。歩き、また歩く。カサカサという音・・・。考えをまとめるのには最高だ。

 


何でもない光景。でも。思わず立ち止まってしまうシーン。冬の色香を感じる。

 


偶然の象形文字? 過去にいた、小型の爬虫類??(笑)

 


「静かなる冬の日」。そんなタイトルを付けてみたい。普通のようでいて、どこか不思議でハッとするような光景だった。

 

樹木は深く語りかけてくる。。

 


そして「冬のミドリ」は、どこかシュールだ。かつて、「グリーン」というプログレバンドがあった。 癒しの色のようでいて、何故か魔性を秘めている。不思議な色の概念・・・。

 


ふと見ると、ベンチの上にワインとグラス。人影はない。 それが妙に絵になっていた。

しばらくして一組のカップルが戻ってきて、ワインレッドを陽光にかざし、静かに飲んでいた。イキだねぇ♪

 


若い芽が、冬の陽の中で着実に伸びている。 これも「冬の形」だ。

 


そして、散り遅れた葉も冬の花。光に透かしてみれば、とても美しい♪

 


シラサギだ! ここでこれを見れるとは思わなかった・・・。この池は、僕の住んでいた部屋から直線距離にして500mたらず。

 

小石川植物園の入り口まで50m。ん~、、そう考えてみると、面白い!

 


冬の陽が傾くときの、限りないぐらいの斜光が好きだ。光の天使が、彼方からやって来るような感じ^^

 


そして地上に落とす影は、抽象的アートだ!

 


カモも最後の光を名残惜しむように・・・。

 


更に光に染まった綿毛が、風にフワッと流れ飛んでいた。 まさに、今回のテーマそのもの! いつまでも眺めていたい光景だった♪

 


ここでは、ビルの谷間に夕陽が落ちていく。どこか「都市の哀愁」が漂うシーン。

 

閉門が4時半なので、最後まで見届けられないのが、とっても残念(≧∇≦) それでも、ギリギリまで冬の色を感じていたい。。

 


そして浮かび上がる、旋律的な「冬の形」。ジャン・デ・ビュッフェの絵のように・・・。

 

僕にとっても、このブログはとても大切なもの。一編一編、噛み締めるようにUPしていこうと思う。 いわば、慌ただしい日常という名の戦場に咲いた、一輪の花?(笑)

 

ワンポイント
園内にある「公開温室」もお薦め。けして派手ではないけど、この小石川植物園ならではのアカデミックな学術さがあって、じっくりと静かに植物を研究するにはとてもいいです。

 

※小石川植物園は地元で大好きだったという事もあり、このブログにはこれまでに4つのページがあります。興味のある方は是非ご覧くださいね。

 

1)これから梅の季節を迎えますが、ここの梅園も素晴らしいです。
かつての地元:小石川植物園で、「梅」という春を探しに。

 

2)都心のど真ん中にありながら、ここはチョウの隠れた穴場です。
アゲハチョウ図鑑 in 小石川植物園(大型のフェアリー)

 

3)規模は小さいながら、彼岸花とアゲハチョウとのツーショットは巾着田以上です。
赤い魔法の花。【小石川植物園の彼岸花】

 

4)このページでは、この園をメインに据えて、文京区界隈ののそぞろ歩きを。
冬の町は静かに呼吸する【旧地元:文京区・小石川の散策】

 

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そんな旅のエキスをオモチャ箱のように、ここに沢山置けたらいいなと思います。そして見に来てくれた方の、何か、これからの「旅のヒント」になってくれれば、と。

 

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