2024-01-11スイス・トレッキングの旅
山岳鉄道に乗って、ユングフラウヨッホの展望台へ【スイス03】
※前回からの続き
さあ、心地いいトレッキングの後、目的地:クライネ・シャイデックに到着だ。爽やかな高原の大空間。見えるのはヴェッターホルン。画面では切れているが、右にアイガー北壁、メンヒと続く。
そして「青い花」を見れたおかげで、もう眼が「青」にビンビンに敏感になっていている。なので青いTシャツ姿の人にも、すばやく反応しちゃう(笑)
更に青いパラソル。やっぱり青は映えるよねぇ。イメージ的に、この1枚は特にお気に入り♪
ここは、ユングフラウヨッホへ行く山岳鉄道の出発地。休憩所もお洒落で、色彩的にも洗練されている。
そして山岳鉄道に乗って、いよいよユングフラウ山頂の裾野駅まで。何とも可愛らしい列車。その後、山の中をくりぬいた全長7.1kmのトンネルの中を走っていく。
駅の終点、ユングフラウヨッホだ。そしてエレベーターに乗って着いたのが、この展望台・スフィンクス・テラス。標高3571m。目の前にそびえる山頂は4158m。その差僅かに587m。
太陽の陽光に照らされて、それは静かにそして力強く、魂を真っ白に染め上げてくれるのだ!
氷河に降り立ってみる。これから本格的に登山する重装備のアルピニストと、軽装で来た観光客が、何の違和感もなく溶け合っているのが、いい。
チューブ滑りのアトラクションも、ここでは微笑ましい(^◇^)
ん~、なるほどぉ。。アルプスの青い花が、この青と限りなくオーバーラップしていくのだった。。。
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何故人々は、「青」にそれほどまでに引き付けられるのだろう・・・。それは、童話の「青い鳥」を例にとってみてもよく分かる。
そこで僕なりに、ちょこっと考えてみた。
海を潜ると、太陽光の差し込む10mぐらいまでは、白も黄も赤もビビッドによく見える。 でもそこから20m、30m、40mと潜るにしたがって、色彩は退色し、徐々に全ての色を失い、深いインディゴに染まっていく・・・。
ただ「青」(それもビビッドなセルリアン&コバルトブルー)だけは、くっきりと本来の色が見え、その色彩の鮮やかさを保ち続けるのだ☆彡
これはキャリアを持ったダイバーだけが知っている、根源的な青の世界。
水と大気の性質はとても似ている。だからこそ「青」は特別な色で、地上でも最も輝いて見えるのではないだろうか。。
例えば鳥なら、一瞬に飛び去るカワセミの青、、
蝶なら、カラスアゲハの妖艶なリンプンの青、、
魚なら、すぐに視界に飛び込んでくるナンヨウハギの青。
それらは目が覚める程のインパクトを伴うのだ!
当然、花なら今回のユングフラウ「アルプスの青い花」のように。。
これは「青」をライフワークとする僕にとって、じっくりと楽しみながらイマジネーションを広げてみたい永遠のテーマなのです♪
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※「スイスの旅シリーズ」は、複数編の海外旅【スイス・トレッキングの旅】のカテゴリーに、全12編収録していきます。
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※なお、当ブログのトップページでは、【Web Exhibition「蒼い旅の記憶 in スイス」】として、スライドショーを展開しています。是非併せてご覧下さい。