2021-02-08季節の花々
「梅」という春を探しに。【かつての地元:小石川植物園】
少しずつ、春の足音が聴こえつつある今日この頃ですねぇ。
ただ、皆が『春が来た!』と喜んでいる時でも、僕は逆に冬もギリギリまで味わいたい。それは流れ去っていく季節(時間)が、今は愛おしいほど貴重に感じるからだ。それが我がスローライフのスタイル。
でも今回のテーマは、ちょこっと先取りの「梅」。かつての地元:小石川植物園での事。
旅とは、基本が非日常としての空間移動。それを『空間軸の旅』と位置付けようか。
でも「今」を飛び越えて、同じ季節の過去に舞い戻ってみるのも『時間軸の旅』と言える。
人生とは要するに、時空を行き来するパラレルワールド。
板橋に越してきて8年。だからこそ11年間暮らした小石川が、そろそろ甘美なノスタルジーを伴って『時間軸の旅』となりえるのだろうなっ。
季節は冬から春へ。大地の芽吹きが、駆け足でやってくる感じだ。僕は、この「変わり目」が大好き。 例えば、まだ雪の残る小川の畔に咲く春を告げる一輪の花のように、危うく、それでいて清楚で可憐だ。
そして新しい「時」を迎えるかのように、気持ちに「トルクのある変化」をもたらしてくれる。
そんな折、先週だったか、、東京・板橋区にも、ミゾレのような綿雪が降った。東京が、はかなくも最も美しく感じられる瞬間(@_@;)
僕もしばし外に出て、その光景に目を釘付けにした。不思議でシュールな感触……。その後雨に変わって、全く積もらなかったけど。。
でも、昨年に続いてこの現象がやってきた事が、とっても嬉しかった。これがおそらく、今年ただの一度の「幻の都心の雪」になる事だろう。
何が起ころうが、コロナが猛威を振るおうが、季節は着実に巡る。そしてこの星は、様々なプレゼントを用意してくれる。それは何よりも確かで、尊い事のように感じるのだ。
今回はそんな気分の中、当時の近くをぶらっと散策した時の様子をアップしてみよう。
春は、梅の開花から始まるような気がする。
もちろん桜も大好きだけど、より「日本的情緒」を感じるとしたら、むしろ梅の方が強いかもしれない。
その花姿は慎ましやかながらも、枝ぶりは骨太で、内に秘めたる生命力をクッキリと表している。体感的にも、まだ強い「寒気」の中で、キリリと心も引き締まる。
そして何よりも、桜にはないホンノリとした香りに、心がゆっくりとホグされてくのだ。。
桜が「狂気」なら、梅は「意思」。
今回は時間軸的流れではなく、写真展風に構成的に並べ、それぞれ春をイメージする「直感的なタイトル」を付けてみた。
実は僕、極度の花粉症で、鼻水ダラダラのこの季節は苦手でもあるのだけど。。でも、やっぱり「春」もいいよねっ♪(´ε` )。
さあて、3月に1泊以上の旅をする予定。候補は様々だ。春そのものか、冬を名残惜しむ雪見の逆ワープの旅にするか。。
いずれにせよ、旅は心の栄養であり、人生のハイライトだから、ねっ☆彡
公式サイト【小石川植物園】